Facebookに自分の写真使ってる? 顔まで判断できるのは1/4足らず

2014/06/23 14:00

世界最大規模を誇り、日本でも浸透を深めつつあるソーシャルメディア、Facebook。実名・実人物写真の利用が原則なため、それを敬遠する人も少なくないが、昔と比べれば割り切りで使う人が増えているのも事実。ある意味、実名の披露よりもプライバシー度の高い自分自身の写真の掲載について、現状のFacebook登録者はどこまで実施しているのだろうか。ライフメディアのリサーチバンクが2014年6月18日に発表した、Facebookに関する調査結果から確認をしていく(【発表リリース:Facebook(フェイスブック)に関する調査】)。

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今調査は2014年6月6日から11日に渡り、10代から60代の男女を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1800件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

先行記事【Facebook登録者は38%、非登録理由は「不要」「実名がイヤ」】の通り、今調査対象母集団では38.1%の人が回答時点でFacebookに登録している。

↑ Facebookに登録をしている(2014年6月)(再録)
↑ Facebookに登録をしている(2014年6月)(再録)

これらFacebook登録者に、自分のプロフィール画面において、自身の写真(免許証や学生手帳に貼るような、上半身の肖像写真など)を掲載しているか否かを尋ねた結果が次のグラフ。全体で自分自身が判断できる、顔が判別可能な写真を使っている人は24.4%。約1/4に留まっていた。

↑ Facebookのプロフィール写真に自分の写真を使っているか(登録している人限定)(2014年6月)
↑ Facebookのプロフィール写真に自分の写真を使っているか(登録している人限定)(2014年6月)

生い立ち(アメリカの大学生向けの交流サービスがベース)が主要因だが、Facebookの実機能・特徴の一つに、利用者一人一人の個人が認識・特定できるデータを開示して利用するという点がある。誰もが自由に検索し利用できる住民登録データベースのようなもので、名前などの各種データを基に検索し、プロフィール写真で個人を特定できるという次第である。先の震災の際にはこの特性がフルに活用され、知人の安否を確認できたという話が口コミなどで伝わり、日本の登録者がグンと増えたという逸話もある。

このプロフィール写真に関して、自分自身の顔が判断できる形で掲載している人は1/4ほど。自分の写真ではあるが顔が一目では分からないような形で掲載しているのは14.7%。合わせて4割近くが自身の写真を用いている。残り6割強は自身の写真「以外」を利用している。自分の似顔絵やペット、縫いぐるみ、好きなキャラクタなど多種多様な事例、そして自身の写真を掲載しない理由も千差万別のものが考えられるが、多数派であることに変わりはない。

男女別に見ると意外にも女性の方が自身の写真を使っている割合が高い。とはいえほんの数%でしかなく、誤差の範囲と見た方が良いかもしれない。いずれにせよ男女間で大きな差異は無い。

これをリサーチバンクが同様の条件で調査した過去2回分と合わせ、全部で3年分の今項目の推移をまとめてグラフにしたのが次の図。

↑ Facebookのプロフィール写真に自分の写真を使っているか(登録している人限定)(2012-2014年)
↑ Facebookのプロフィール写真に自分の写真を使っているか(登録している人限定)(2012-2014年)

全体では2012年から2013年にかけてやや自分の写真利用率が上昇しているが、これは男性が大きく伸びたため。しかし直近の2014年では男性が下がり、その分女性が上昇したため、結果として全体値は2013年から2014年にかけてはほぼ横ばいに推移している。この動きは何らかの情勢変化に伴うものでは無く、単なるぶれと見た方がよさそうだ。実質的に日本のFacebook利用者においては、4割近くが自分自身の写真、1/4程度は顔が判別できる写真を用いているという認識で間違いなかろう。



日本ではプライバシーの問題や、ソーシャルメディアの文化が無記名ベースで浸透したこともあり、Facebookの実名・実写真利用が高いハードルとなっている。昨今ではそのハードルもやや低くなってはいるものの、今件回答項目のように、今なお実写真利用は少数派に過ぎないというのが実情。例えばFacebook側で規律を厳にし、実際の本人による顔写真以外は即刻アカウント削除という措置を取らない限り、このような状況は今後も継続するだろう。


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