パソコンと携帯電話、どちらでソーシャルメディアを使ってる?(2015年)

2015/02/08 10:00

ソーシャルメディアが急速に普及した背景には、従来型携帯電話、そしてスマートフォンといった携帯電話の普及が大きく貢献したとされている。一方、大きな画像を高速で表示する、マルチタスクを行う上では、今なおパソコンの方が使いやすいのも事実。今回は総務省情報通信政策研究所が2014年9月26日に確定報を発表した「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の公開値を元に、主要ソーシャルメディアの利用における端末種類の現状を確認していくことにする(【情報通信政策研究所:平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。

スポンサードリンク


LINEは圧倒的、他も携帯メイン


今調査に係わる調査要項は先行記事【「LINEの次にGoogle+が高利用率」総務省の調査結果を検証する】を参考のこと。

次に示すのはそれぞれのソーシャルメディア(LINEは厳密にはソーシャルメディアではないか、今件では同一視する)を利用しているか、している場合はパソコン(PC)と携帯電話(スマートフォン、従来型携帯電話の双方)それぞれを用いているか否かを尋ねたもの。複数回答形式のため、パソコンと携帯電話双方で使っている場合、それぞれに答えている。またGoogle+は先行記事【「誤認した者が存在する可能性」…「LINEの次にGoogle+が高利用率」問題の後日談】で解説の通り、調査票の問題から実態とは異なる値が出ている可能性が調査側からも指摘されたため、参考値扱いにしている。

↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)
↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)

LINEはパソコン経由の利用者率がわずか3.0%、4割以上が携帯電話から利用している。Facebookはパソコンが多く1割を超えているが、その倍以上の21.7%が携帯経由。ツイッター(Twitter)はパソコン経由が6%にも満たず、携帯軽油が15.1%にも達している。MobageやGREEなどのように元々携帯電話向けゲームやコミュニティがベースとなったサービスは無論だが、その他のソーシャルメディアも皆、携帯経由の利用者がパソコン経由よりはるかに多く、携帯がソーシャルメディアの利用を促進させていることが改めて確認できる。

主要ソーシャルメディアを詳細に


今回列挙されたソーシャルメディアのうち、上位陣の3サービス、LINE・Facebook・ツイッターについて、世代別などの動向を確認していく。まずはLINE。

↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(LINE)
↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(LINE)

20代の利用が圧倒的に多く、全体(携帯電話保有者やインターネット利用者比では無い)のうち8割近くが携帯電話経由で利用している。10代・30代共に6割半ば、40代でも4割強。50代以降は大幅に利用率を低くしている。他方パソコンでの利用率は10代から20代でも1割に届かず、LINEが携帯電話(とりわけスマートフォン)を中心に浸透していることが改めて認識できる。

また男女別では女性の方が利用率が高い。携帯電話経由では4.5%ポイントの差をつけている。

続いてFacebook。

↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(Facebook)
↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(Facebook)

10代から30代までは圧倒的に携帯経由の利用者が多い。倍率では10代が4倍強だが、%ポイント差では20代が30%ポイント以上もの差が出ている。またその20代では携帯電話での利用率が5割を超え、10代から30代、特に20代におけるモバイルFacebookユーザーがFacebookの利用の中心となっている実態が把握できる。少し前までFacebookは中堅層以降のサービスとして浸透するだろうとの予想も立てられたが、今や若年層がメインのようだ。

また男女別ではほとんど差が無い。いくぶん女性の方が、パソコン経由の利用状況が低い位。

最後にTwitter。

↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(Twitter)
↑ ソーシャルメディアの利用機器(2013年、全体、複数回答)(Twitter)

利用率そのものは低めではあるが、LINE、Facebook以上に若年層に偏った利用状況であることが分かる。20代はパソコンでの利用もパワフルに行われ、15.7%。そして携帯経由では42.6%。30代以降になると急速に利用率は低下し、携帯で10%強、パソコンで数%の値に留まる。



余談ではあるが。今件項目の調査票では複数回答形式で「パソコン経由で利用」「携帯電話経由で利用」「いずれでも利用していない」から選ぶ形となっている。見方を変えれば「いずれでも利用していない」人以外は、パソコンか携帯電話いずれか、あるいはその双方で利用していることになり、純粋な利用率を算出できる。

↑ 主要ソーシャルメディア利用率(2013年)
↑ 主要ソーシャルメディア利用率(2013年)

LINEの圧倒感、Twitterの若年層への浸透、Facebookが幅広い層への広まりを示していることなど、各ソーシャルメディアの利用実態をよく映し出した結果となっている。特に20代の旺盛さは注目に値する。来年以降これらの値がどのような動きを示すのか、大いに注目したいところだ。


■関連記事:
【LINE、Twitter、Facebook…小中高校生における携帯での3大ソーシャルメディア類の利用状況】
【「あなたはLINEを使っていない、なぜだ!?」「不要だからさ」なLINE未使用事情】
【スマホ利用者のLINE率7割強、10代女性は9割を超える】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー