なぜ止めた? どうして登録しないのか? ツイッター非利用者のホンネ(2014年)

2014/05/19 14:00

Facebookやmixiなどと共に、日本に浸透しつつあるソーシャルメディアの一つとして知名度を上げつつあるツイッター(Twitter)。しかしライフメディアのリサーチバンクが2014年5月14日に発表した調査結果(【発表リリース:Twitter(ツイッター)に関する調査】)によれば、現時点でアカウントを取得し利用している人は26%に留まっている。それでは過去に利用していたが今は使っていない人、さらにはアカウント取得そのものをした経験が無い人は、なぜツイッターから離れた、元々距離を置いているのだろうか。今件調査結果からその実情を探る。

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「何をツイートすればいいのか」「何が面白いのか」つかみどころのない実態


今調査は2014年5月2日から7日にかけてインターネット経由で10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1800件。男女比・10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

今調査対象母集団においては、ツイッターそのものを知っており、「現在非利用(アカウント放棄)」「過去にアカウントを登録したことがある」人、つまり以前使っていたが今は使っていない人は全体の16.4%に達している。これらの人に、なぜツイッターを止めたのかを複数回答で聞いた結果が次のグラフ。

↑ なぜツイッター利用を止めて現在利用していないのか(過去に使っていた人限定)(複数回答)
↑ なぜツイッター利用を止めて現在利用していないのか(過去に使っていた人限定)(複数回答)

最上位項目は「つぶやくことがない」、次いで「面白さ・楽しさが分からない」さらには「何をしたらいいのか分からない」。これらの上位項目を見ると、多分に「ツイッターなるものが何だかよくわからない物」という認識が強いことが分かる。ワープロソフトなら文集の構築と構成、保存、ペイントソフトならお絵かき、ブログなら自己表現の場の構築と、インターネットやパソコンで使えるサービス・ソフトウェアは多かれ少なかれしっかりとした目的・構築対象が判明している。ところがツイッターにはそれに該当するものがない。要は「独り言をタイピングして、何が面白いの?」というところである。先行する記事【全体で26%・10代は過半数がアカウント持ち…ツイッターの利用状況】で解説の通り、ツイッターは「短文ブログと新規更新情報取得のRSSシステムを掛け合わせたような、疑似的チャットシステム、ミニブログ」であり、要はブログのミニサイズと考えれば理解はできるはずなのだが。

次いで多いのは「つぶやくのが面倒」「つぶやく時間が無い」。要はツイートに割くリソースがもったいない・無いという状況。さらに「飽きた」などが続くが、これらツイッターの仕組みを理解した上で離れていく人は、どちらかといえば少数派に属するのが、ツイッターの特徴ともいえる。

これを男女別に見たのが次のグラフだが、「つぶやく時間が無い」「飽きた」でやや男性の方が高い回答率を示しているものの、大きな違いは無い。

↑ なぜツイッター利用を止めて現在利用していないのか(過去に使っていた人限定)(男女別)
↑ なぜツイッター利用を止めて現在利用していないのか(過去に使っていた人限定)(男女別)

ツイッターを利用した経験がありながら、そこから離れるという状況は、男女で大きな差異は無いようである。

「そんなものいらん」ツイッターに登録しない人達の気持ち


それではツイッターに登録した経験が無く、今もしてない人達(全体の55.6%)に、なぜ登録しないのかを聞いた結果が次のグラフ。最多回答項目は「自分には不要」とするもので、過半数に達している。

↑ なぜツイッターの登録をしないのか(利用したことが無い人限定)(複数回答)
↑ なぜツイッターの登録をしないのか(利用したことが無い人限定)(複数回答)

興味関心が沸かず、仕事や趣味で利用する機会も必要性も無ければ、登録をする必要はどこにもない。まったくもって真っ当な回答である。見方を変えれば、ツイッターの話題性・関心度はそれほど高いわけでは無いことが分かる。

次いで多いのは「世界に自分のつぶやきを発信したいとは思わない」で35.1%。ツイッターとて突き詰めればブログやウェブサイトと同じなのだが、書込みをツイート・つぶやきと表現しているため、わざわざその程度の言葉を文章にしたため、対外公知する必要性を覚えないと考えるのも理解は出来る(ある意味トップ項目の「自分には不要」と同じだろう)。

一方、「面白さ・楽しさが分からない」「サービスの内容がよくわからない」との意見も少なくない。これは上記「かつて使っていたが距離を置いた」人達の理由の上位を占めている。ツイッターのつかみどころ無さは、既存の利用者離れだけでなく、参加予備軍的な人たちをも敬遠させているようだ。

男女別に見ると自分のツイートを知らせたくないとする意見が、女性でやや多いように見受けられる。他の各種調査ではリアルだけでなくネット上でも男性より女性の方が、口コミを好む傾向があるだけに、やや意外な結果といえる。



日本にツイッターの本格的な浸透が始まってからすでに4、5年が経過している。しかし今なお、「なんだかよくわからないもの」的なイメージを持つ人が多いのには、驚きを覚える人もいるだろう。本文中にもある通り、明確な目的意識を有するサービスではないため、そのような傾向が多分にあるのは仕方がない。

しかしその「つかみどころの無さ」にこそ、ツイッターの魅力を覚える人もいる。どの道利用は無料なのだから、知り合いに利用者がいれば、一度その人に教えを請う形で使ってみるのも一興だろう。その上で必要性を感じなければ、退会するなりすればいいだけなのだから。


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