社会人1年目、身だしなみや自己投資にどれだけかかった?

2014/04/16 15:00

学生時分と異なり、何かと出費が多くなる社会人生活だが、その中でも自分を磨き社会の中における立ち位置をより強固なものとするため、欠かせないとされているのが「身だしなみ」と「自己投資」。それではそれらの投資対象に、先輩社会人はどれだけ実額を社会人1年目の間に投資したのだろうか。ソニー生命保険が2014年4月15日に発表した新社会人に対する意識調査結果から、前年新社会人だった人達の実情を通し、投資額について見ていくことにする(【発表リリース:社会人1年目と2年目の意識調査】)。

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身だしなみで出費額が大きいのは女性


今調査は2014年3月10日から17日にかけて、「今春就職する社会人1年生」「就職してから1年経過した社会人2年生」(いずれも20代)に対して携帯電話経由のインターネット調査形式で行われたもので、有効回答数はそれぞれ500人。男女比はほぼ2対3。調査協力会社はネットエイジア。

社会人ともなれば所属する企業の一員として対外活動を行う事が多分に生じるため、身だしなみを整えることは必要不可欠となる。スーツや化粧品を一通りそろえ、靴やネクタイ、カバンなど、学生まではさほど気にしなかった人も多い服飾品に気遣わねばならない。そこで社会人2年目、つまりすでに1年間を新社会人として過ごしてきた人たちに、社会人1年目に身だしなみのためにどれほど支出したかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(自由回答)
↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(自由回答)

↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(平均、円)
↑ 社会人1年目の1年間で身だしなみ(スーツ・化粧品など)のために支出した費用(平均、円)

男性は平均で5万4000円、女性は6万1000円と、女性の方が7000円ほど出費額が多いとの結果が出ている。額面区分構成を見ても、男性が1万円から5万円の層に多分に偏っているのに対し、女性は5000円から10万円の層で比較的幅広い回答率を示していることから、単に女性の方が平均額が高いだけでなく、個人差が大きいことも見て取れる。

極端な事例として、20万円以上は男性が2.0%に留まっているのに対し、女性は4.7%と2倍以上の高率が示されている。逆にゼロ円との回答は女性が5.8%だが男性は11.2%と1割を超えている。女性の方が身だしなみの点では何かと物入りなのが、数字の上で実証された形だ。メイク用品の充実など、男性と比べて整備しなければならない環境・ツールが多いことが、額にそのまま反映されたのだろう。

自己投資は男性が多い


それでは自己投資、具体的にはセミナーの参加や書籍購入、資格取得のための各種教材の調達などの金額はどのような状況だろうか(広義の「自己投資」には身だしなみにおける購入も含まれうるが、今件では別扱い)。こちらに関しては意識して消費したことはないとする「自己投資額はゼロ」との意見がもっとも多くなった。

↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(自由回答)
↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(自由回答)

↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(平均、円)
↑ 社会人1年目の1年間で自己投資(セミナー参加・書籍購入など)のために支出した費用(平均、円)

身だしなみと比べて必然性が薄い(身だしなみがしっかりしていないと会社内で叱られることは多分にあるが、自己投資に関して新社会人の時点では周囲から小言を言われることは滅多にない)、社会生活に慣れるのに精一杯で自己投資まで金銭面、時間面、精神面共に余裕がないなど、自己投資額をゼロとする意見が1/3を超える状況も納得がいく。またゼロで無い人も額面は大きな区分程回答率は低くなり、年間で1万円を超えて出費した人は男性32.5%、女性29.4%に留まっている。

男女別に見ると、女性が5000円以下の層における回答率が圧倒的に多いのに対し、男性は高額区分でもそれなりの回答率を示している。男性は平均値が高いのに加え、自己投資額が分散する傾向にあるようだ。



文中でも触れたが、自分を磨くという観点で広義的に解釈すれば、身だしなみと自己投資の間には大きな区切りは無く、むしろ近しい関係にある。男性は勉学に励み、女性は自らを言葉通り磨いていく。就業周りを別にしても、男女の価値観の違いがあるとはいえ、支出金額でこのような差が出るのは興味深い。

あるいは男女で自分の「武器」となるものをどこに見出しているのか。それも一部には表れているのかもしれない。


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