モバイル端末でネットアクセスを縦横無尽に行うアメリカの子供達

2015/04/15 15:00

携帯電話、特にスマートフォンの普及率向上は、多くの人にとってインターネットで得られる便益を「特定の場所」から「いつでも、どこでも」にシフトさせる効果を発揮した。特にスマートフォンの浸透著しいアメリカでは、未成年者においてもその傾向が見受けられる。今回はアメリカの民間調査会社の一つPew Research Centerが2015年4月9日に発表した調査結果【Teens, Social Media & Technology Overview 2015】から、同国の若年層、日本ならば中高生に当たる年齢の子供達における、モバイル端末によるネット利用状況を確認していくことにする。

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今調査の調査要目は先行記事【パソコン87%、スマホ73%…アメリカ未成年者のデジタル機器所有状況をグラフ化してみる】を参照のこと。

次に示すのはモバイル端末、具体的には携帯電話(従来型携帯電話やスマートフォン)、タブレット型端末、加えて機動性を有する他のインターネットアクセス可能な機器(携帯型ゲーム機など)を用い、時折以上の頻度でインターネットへアクセスしている人の割合。要はモバイル端末で日頃からネットを使っている人の比率を表している。

↑ モバイル端末で時折以上にインターネットへアクセスしている人(2014年9月-10月・2015年2月-3月、13-17歳、アメリカ)
↑ モバイル端末で時折以上にインターネットへアクセスしている人(2014年9月-10月・2015年2月-3月、13-17歳、アメリカ)

モバイルの対象を広域にしたこともあり、ほとんどの人が機動性の高いインターネット環境を有しているとの結果が出ている。全体で91%、男女差、世代差もほとんど無く、さらに世帯年収差も見られない。保護者の学歴でいくぶん高卒未満が低いように見えるが、誤差の範囲だろう。利用できる端末の機能に差があるとはいえ、ここまでの高い利用状況をアメリカの中高生が示している実態は、認識しておくべきである。

それではこれらモバイルインターネットの利用者の利用頻度は、どれほどなのだろうか。残念ながら詳細レベルでモバイルに限定した利用頻度の調査結果は公開されておらず、パソコンなども含めたインターネット利用者全体のみの状況が公開されている。

↑ インターネットの利用頻度(インターネット利用者限定)(2014年9月-10月・2015年2月-3月、13-17歳、アメリカ)
↑ インターネットの利用頻度(インターネット利用者限定)(2014年9月-10月・2015年2月-3月、13-17歳、アメリカ)

それによると1日に1回以上の利用者は92%、ほぼ常時利用者でも1/4近く、1日複数回では8割に達している。報告書では詳細の解説は無いものの「モバイル、特にスマートフォンではインターネットの利用頻度は高い」「モバイル端末によるアクセス頻度の高さは1日1回以上の人が94%という結果からも表れている。パソコン経由の場合は68%どまり」などのコメントが確認でき、モバイルが頻度の高さを後押ししていることになる。

もっともこれは、モバイル、特にスマートフォンで提供されるサービスの特性を思い返せば容易に理解が出来る。機動力が高いからこそリアルタイムの情報のやり取りが求められ、さらに一画面・一操作で出入力できる情報も限定されることから、アクセス度合いも高頻度になる。ツイッターやFacebookをスマートフォンで利用している人は、一日に何度となくアクセスすることがほとんどだろう。

もっとも、そのような事情はアメリカに限った話では無く、日本もまた同様に違いない。


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