小中高校生の携帯電話などインターネット利用機器の利用状況をグラフ化してみる(最新)

2020/06/08 05:17

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2020-0527インターネットの普及は大人だけでなく子供の間にも大きな変化をもたらしつつある。従来型携帯電話やスマートフォン、タブレット型端末に留まらず、携帯ゲーム機や据置型ゲーム機、さらにはテレビなどに至るまで、アクセスできる環境は広がりを見せ、子供達がインターネットの世界に触れる窓口を解放している。それでは今の子供達のうちどれほどが、それらのインターネット接続可能機器を利用しているのだろうか。今回は内閣府が2020年4月20日付で報告書を発表した、【令和元年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果】を基に、その実情を確認していくことにする。

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小学生はスマホ・タブレット型端末・携帯ゲーム機が突出


今調査に関する調査要項は先行記事の【小中高校生のネット利用端末はスマホが一番、次いで携帯ゲーム機(最新)】を参考のこと。

次に示すのは小中高校生それぞれの、インターネットへのアクセスが可能な端末によるインターネット利用率(質問票では「インターネットを利用している機器をすべてえらんでください(いくつでも)」とある)。所有権が無くてもインターネットを利用さえしていれば回答には該当する。

なお次以降のグラフは、グラフ間の比較もできるように、基本的に縦軸の区分は統一している。さらに各値はそれぞれの学校種類の全体比であることに注意。例えば小学生のスマートフォン(通常)は37.6%とあるが、これは小学生全体のうち37.6%が通常版のスマートフォンでインターネットを利用していることを意味する。。

まずは小学生。

↑ デジタル機器利用状況(小学生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)
↑ デジタル機器利用状況(小学生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)

従来型携帯電話やパソコンなどの利用率は低く、スマートフォンやタブレット型端末、携帯ゲーム機が突出する形でほぼ横並び。子供向け従来型携帯電話はやや高めの10.5%の値が出ているが、これは多分に防犯用として持たせているものと考えられる。

ゲーム機では据置型が1割強なのに対し、携帯ゲーム機が4割強となっており、現状のゲーム業界を象徴する値にも見える。無論今件はあくまでもインターネットを利用している人の割合なので、インターネットに接続をせずにゲーム機を使っている人も少なからずいるはずではあるのだが。

タブレット型端末の利用率が高いのも注目に値する。小学生ではおおよそ3人に1人がタブレット型端末でインターネットを利用している計算になる。

続いて中学生。空白の項目は該当する人が一人もいなかったことを意味する。

↑ デジタル機器利用状況(中学生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)
↑ デジタル機器利用状況(中学生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)

小学生と比べると携帯ゲーム機の利用率は下がり、その分携帯音楽プレイヤーが伸びる。娯楽として音楽視聴をする人が増えていることを表している。またスマートフォンの利用率も大きく伸び、中学生時点ですでに2/3近くとなっている。中学生の時点で、インターネットを使うためのデジタル機器でもっとも使われているのはスマートフォンなのが現状。パソコンではノートパソコンが15.5%、デスクトップパソコンが6.6%。中学生ですらタブレット型端末がノートパソコンを大きく追い抜いたポジションにあるのが印象的。

最後に高校生。

↑ デジタル機器利用状況(高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)
↑ デジタル機器利用状況(高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、全体比)(2019年)

スマートフォンの利用率がさらに伸び、9割台となっている。他方携帯ゲーム機の利用率は落ち込み(据置型ゲーム機は中学生とさほど変わらないが)、携帯音楽プレイヤーもあまり変わらず。ノートパソコンは伸びているが、それでも2割足らずでしかない。他方、タブレット型端末は値を落とし、2割台となっている。

おおよそこれらの流れから、インターネットに接続できる機種の利用状況は、小学生はスマートフォンとタブレット型端末と携帯ゲーム機が大体同じぐらい、中学生はスマートフォンがメインで次いでタブレット型端末と携帯ゲーム機、高校生になるとスマートフォンがほぼ主流になる流れを示しているのが分かる。

スマートフォンの流れの詳細を確認する


本来今記事は携帯電話の保有=利用状況の経年推移として【小中高校生の携帯電話保有状況をグラフ化してみる(2014年)】を更新する流れのものだった。ところが「青少年のインターネット利用環境実態調査」が2014年版以降大きく調査内容が変わり、更新の形で精査が難しくなった項目が多々生じる形となった。今記事もその1つで、別途の流れによる記事構成となっている。

次に示すのは広義の意味でのスマートフォンの利用率。通常のスマートフォン以外に格安スマホ、子供向けスマホ、携帯契約切れスマホも該当し、それらも含めてとにかくスマートフォンでインターネットを利用している人の割合。

なお2018年分からは調査票の構成が変更され、インターネットを利用していないもののインターネットへアクセスできる機種を使っている人の割合が算出できなくなってしまった。また2018年分は通常版のスマートフォン以外に格安スマホなども合わせた、広義の意味でのスマートフォンの利用率が公開されていなかったため、今回は前回年比の精査はせずに直近年ととなる2019年分のみの確認を行う。

↑ スマートフォン利用率(全体比)(2019年)
↑ スマートフォン利用率(全体比)(2019年)

男女別ではすべての学校種類において女子の方が高い利用率を示している。防犯のために持たされている場合もあることや、女子の方が早熟でデジタル機器への興味関心も強い、さらにはインターネットなどの口こみツールに敏感なのが原因だろう。

現状では小学生の5割近く、中学生の約3/4、高校生では9割台後半がスマートフォンを使ってインターネットにアクセスをしている。ほんの数年前では信じられないような実情ではある。


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