回転寿司店を選ぶ条件、ネタが新鮮・豊富、安い、それよりも……

2014/05/14 11:00

居住地域や通勤環境によっては複数チェーン店の回転寿司店へ足を運べる幸運な人もいる。その場合、どの店を来店対象とすべきか、色々と考えをめぐらすことになる。最終的に決断し、店の選択をする際に、どのような観点を判断基準にするのだろうか。マルハニチロが2014年4月17日に発表した回転寿司に関する消費者実態調査から、回転寿司店選択の際に振り分け条件とする項目、見方を変えれば回転寿司店に求められている要素について、見ていくことにする(【発表リリース:回転寿司に関する消費者実態調査2014実施しました。】)。

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ウマい、新鮮、そして安い


今調査に関する調査要項は先行記事【「一人回転寿司」はアリかナシか!?】を参照のこと。該当調査対象母集団(月一以上で回転寿司に行く人)に対し、回転寿司店を選ぶ基準、重視している点を尋ねた結果が次のグラフ。冒頭でも触れたが、これらは見方を変えると、回転寿司店が求められているポイントでもある。

↑ 回転寿司店を選ぶ際に重視している点(複数回答で5つまで)(上位抜粋)(月一以上で回転寿司に行く人限定)
↑ 回転寿司店を選ぶ際に重視している点(複数回答で5つまで)(上位抜粋)(月一以上で回転寿司に行く人限定)

最多回答項目は「美味しい」で5割近く。回転寿司というと廉価な寿司が頭に思い浮かばれる。カウンター越しに注文する、ちょっと高めのお寿司屋さんでの寿司を「回らない寿司」と表現する位で、それこそハンバーガーや牛丼などのファストフード的な印象が強い(寿司の由来を思い返せば、まさにそれこそが本来あるべき姿なのだが)。しかしそれに該当する項目は「値段が安い」で第3番目。まずは美味しいか、そしてネタが新鮮かなど、お寿司そのものの実力が求められている。

また「店内に清潔感」「タッチパネルで注文できる」「テーブル席がある」など店舗内環境の整備を求める声も多い。一人回転寿司をするにしても、家族で憩いのひとときを楽しむにしても、単に料理そのものの味を手頃な価格で堪能するだけでなく、雰囲気をも満喫したい、逆にわずらわされたくないとする需要が大きいのが分かる。

なるほど感を覚えさせるのが「駐車場がある」で26.5%。家族で来店する場合が多々あること、そして回転寿司店は駅前などの公共交通機関を使って容易に足を運べる場所にあるとは限らないことから、納得がいく(この事情はファミリーレストランも変わらない)。

意外に少ないネット情報…回転寿司店の情報源


これら「回転寿司店を選ぶポイント」は、利用者自身が現地まで足を運ぶ以外に、どのような形でチェックされるのだろうか。

↑ 回転寿司店を選ぶ際に参考にすることが多い情報源(複数回答)(月一以上で回転寿司に行く人限定)
↑ 回転寿司店を選ぶ際に参考にすることが多い情報源(複数回答)(月一以上で回転寿司に行く人限定)

今調査は携帯電話を用いたインターネット経由によるもののため、多少のバイアスがかかっていることが想定されるが、それでもなおブログやSNSといったソーシャル系ネットコミュニティ情報が参考にされることは少ない。一番頼られているのはリアルな口コミ、そしてテレビ番組や広告での紹介、そしてようやくネット情報として店舗の公式ウェブサイトが入る。

口コミ投稿によるグルメサイトは22.2%、飲食店のクーポンサイトは16.7%が参考にすると答えている。雑誌記事や広告を利用する人は1割程度しかいない。口コミ、テレビ、ウェブサイトと、主要メディアのパワーバランスを垣間見た感が強い。やはり食に関する、自分自身が足を運ぶことになる店舗情報は、何よりも身近な、そして信頼のおける、リアルな人からの情報に一番耳を傾けたくなるということだろうか。


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