回転寿司での平均利用枚数、利用頻度……3年間の変化を探る

2014/05/16 15:00

【「一人回転寿司」はアリかナシか!?】をはじめ複数の記事で、マルハニチロが2014年4月17日に発表した調査結果【発表リリース:回転寿司に関する消費者実態調査2014実施しました。】を基に、回転寿司に関する状況確認を行った。今回は同社が過去に行った同様の調査結果を抽出し、状況の経年変化を探っていくことにする。

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現在公開されている資料をたどる限り、マルハニチロが回転寿司に関して調査を行ったのは計4回、今件2014年分、そして2013年、2012年、2010年。ただし2010年分は2012年以降のものと比べて調査項目が多分に異なり、時系列的な比較が難しい。そこで2012年から2014年の3年分に限定し、3つの項目の経年変化を確認していくことにする。

まずは回転寿司に限らず、寿司の購入・摂取スタイル。

↑ 何処で寿司を買う・食べているか(複数回答)
↑ 何処で寿司を買う・食べているか(複数回答)

比較できるのが3年分なので経年変化をつかみにくいのが残念だが、「スーパーなど」「家族で手巻きずしなどを作る」の2項目で減少している動きが見える。一方、外食関連の店舗では概して2013年から2014年にかけて利用回答率が増加しているが、これが2015年以降も続くものとなるのか、今後の動きが楽しみではある。

続いて回転寿司利用者における、利用頻度。

↑ どれ位の頻度で回転寿司を利用しているか(テイクアウトは除く、回転寿司利用者限定)
↑ どれ位の頻度で回転寿司を利用しているか(テイクアウトは除く、回転寿司利用者限定)

経年で大きな変化はない。濃い赤の部分が減っている=頻度が減少しているように見えるが、月一以上に限定した回答率は順に41.9%、43.2%、41.3%。もう1、2年様子を見るか、大きな変化が無いと、回転寿司利用者における利用頻度は減少中との推論には至らない。

最後はある意味回転寿司利用者には一番気になる内容、利用時における平均の利用皿枚数。

↑ 寿司以外のメニューも含め回転寿司で何皿程度を食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(平均皿数)
↑ 寿司以外のメニューも含め回転寿司で何皿程度を食べることが多いか(月一以上回転寿司利用者限定)(平均皿数)

この3年間では全体、男女別では規則性のある変化は見られない。細部区分で見ると、男性若年層に減少、女性高齢層に増加の兆しが見られる。特に女性高齢層はこの3年間で0.5枚から1枚近くという勢いで伸びており、注目に値する。もっともこの伸びた分が寿司なのか、あるいは昨今ラインアップが充実しつつあるデザート群によるものなのかまでは分からない。



調査は2010年から継続して行われているものの、2010年分は項目に差異があること、2011年は(恐らく)震災で調査そのものが行われなかったこともあり、実質3年分しか経年変化が取得できなかったのは残念。

一方で直近調査では、昨今の回転寿司店でもっとも注目すべき動きである「サイドメニューの充実性」に関する調査項目が複数用意され、非常に有意義な値を取得することができた。この項目が来年も同様のスタイルで調査対象となれば、回転寿司業界の方向性の確からしさのチェックに役立てることができる。

是非とも来年もまた継続して、調査結果を公開してほしいものである。


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