大学生が求める理想的なアルバイト、週平均で何時間?

2015/03/25 14:45

大学生活において修学と共に多くの人が経験し、また人生において大きな糧となるのがアルバイト。生活費の支えとなるのはもちろんだが、今後長い時を過ごすことになる社会人生活における予行演習的な要素も多分に持ち合わせている。自分自身で得たお金の習得、企業側の立場からのお客との接触、立場上目上となる人との間の労働など、数々の「はじめて」に遭遇することになる。一方で過度なアルバイトは身体に不調をきたし、学業に支障が生じる可能性も。当事者となる大学生は、時間の長さとしてどれ位のアルバイトを望んでいるのだろうか。フルキャストが2015年3月2日に発表した【大学生の金銭・仕事事情に関する調査】の結果から、大学生の希望アルバイト時間について、確認をしていくことにする。

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ゼロは3割近く、平均時間は週11.0時間


今調査の調査要項は先行記事【バイトは6割、小遣いや仕送り5割強、奨学金は1/3強…大学生のお財布事情を探る】参照のこと。

次に示すのは回答者が理想的と判断している、アルバイトの週次勤務時間。ゼロはアルバイトをしたくないことを意味する。

↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間)
↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間)

アルバイト非希望者は27.6%。残りは何らかの形でアルバイトをすることを望んでいる。ボリュームゾーンは12時間位まで/週で18.0%。1日2時間で単純計算なら14時間/週、3時間なら21時間/日となるから、1日2-3時間程度までの就業ならばと考えている人が多分に及んでいると考えれば良い。

一方、40時間/週までOKの人が2.7%、週40時間を超えた時間を理想とする人も1.1%いる。修学そっちのけでアルバイトにチャレンジしたいのか、金銭的な事情からアルバイトに注力しなければならないのか。いずれにせよ、正規社員同様、あるいはそれ以上の勤務時間はあまり薦められない。

学年別で変わる「理想的なアルバイト時間」


次に示すのは大学生の学年別に聞いた、理想的なアルバイト時間の分散。元資料には5年生・6年生の合算値も記載されているが、回答数が少なく参考値扱いとなっているため、今回は省略している。

↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間)(学年別)
↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間)(学年別)

↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間、平均時間(ゼロ以外回答者))
↑ 理想的なアルバイトの勤務時間(20代大学生、2015年、自由回答、週時間、平均時間(ゼロ以外回答者))

ゼロ、つまりアルバイトをしたくない、あるいは出来ない人の割合は3年・4年生で多くなる。特に4年生は4割近い人がアルバイトを望んでいない。しかし回答区分分散動向を見ると、長時間のアルバイト希望者はむしろ4年生の方が多い。(ゼロ回答以外の人による)平均時間も4年生は2年生に続き長い時間を示している。

これは4年生がアルバイトに関して状況が2分化、具体的には就職や大学院生へのステップアップに向けた準備でアルバイトどころでは無い人と、次へのステップの準備が大よそ片付き、あとは積極的にアルバイトに勤しみたい人に分かれている結果だと考えられる。

もっとも今件調査は回答時期が2月のため、この時点で就職などが決まらずアルバイトどころでは無いとの心境にある人は、余程切羽詰っている状況に違いない。あるいは就職などが決まっても、どの道4月からは社会人として働くのだから、せめてしばらくの間は働かずに居たいとの気持ちが「ゼロ」に表れている人もいるのかもしれない。


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