自宅学習や塾やスイミングスクールなどの習い事、幾らぐらいかけてます?

2015/03/24 14:40

子供の教育にかかる費用は家計に相当な影響を与える一方で、他人との比較が難しい。家庭内の事情に多分に込み入ることになり、さらに投資効果を考慮した上で競争要素もあることから、知り合いにその内情を詳しく聞くことははばかられるからである。今回はソニー生命が2015年3月13日に発表した【「子どもの教育資金と学資保険に関する調査 2015」】から、子供の教育費の中でもベールに包まれていることが多い学校「以外」での教育費、さらには学習以外で多くの世帯が負担し、その額を気にしているであろう携帯電話の料金支払い事情を確認していくことにする。

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中高生で大きく増える学校外教育費用


今調査は2015年2月15日から16日にかけて、大学生以下の子供がいる(複数の場合は長子)20代から60代の男女に対し、インターネット経由で行ったもので、有効回答数は1000人。子供の性別・親の性別・子供が通う学校種類などの項目で、ほぼ均等割り当てになるように抽出している。調査協力会社はネットエイジア。

冒頭で触れた通り子供の教育には学校に係わる直接的な費用の他に、自宅で学習するために必要な学習費用(書籍購入や通信教育の講座費)、教室学習費用(学習塾や英会話教室、そろばん教室など)、そしてスポーツや芸術などの習い事費用(スイミングスクール、サッカークラブ、ピアノ教室など)がかかる。それらの費用を合わせて学校外学習費用とし、子供の学校種類区分別に分類した上で平均値を算出した結果が次のグラフ。

↑ 学校以外での教育費の平均支出額(2015年)(円、月額、子供一人当たり、各属性平均)
↑ 学校以外での教育費の平均支出額(2015年)(円、月額、子供一人当たり、各属性平均)

未就学児では平均4500円ほど。それが小学生になると1万1000円ほどに跳ね上がる。スポーツなどの習い事や教室学習費用が跳ね上がるのが原因だが、小学生ではそれぞれスイミングスクールや英会話教室などの習い事を保護者が後押ししたり、学校内の同級生が学習塾に通っているからとの理由で利用を求めることとなり、結果として金額もかさ上げされることになる。

中学・高校生になるとスポーツなどの習い事に通う機会は減る(学校における部活動に集約され、時間的にも余裕が無くなる)ため額面も落ちる一方で、学習塾などへの教室学習の機会は増え、金額もさらに積み増しされる。高校受験・大学受験に備えた学習塾通いが本格化するのが大きな要因。

大学生などでは額は大きく減る。保護者負担による習い事、家庭学習の必要性は高校時代までと比べて減るのが主要因。今件は平均値のため、世帯によっては大学生の子供への学校外教育費負担がほぼゼロのところも少なくあるまい。

携帯電話料金の負担は……?


学校外教育費と共に、子供の金銭周りて負担増が懸念されているのが携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォン双方)の通信・通話料金。詳細区分が無いのが残念だが、今調査では調査対象母集団全体の平均値としての実情が公開されている。

↑ 子供の通信・通話料金を支払っているか(払っている人)(2015年)
↑ 子供の通信・通話料金を支払っているか(払っている人)(2015年)

↑ 子供のために支払っている通信・通話料金の平均支出額(子供一人当たり、月額、支払っている人限定、円)(2015年)
↑ 子供のために支払っている通信・通話料金の平均支出額(子供一人当たり、月額、支払っている人限定、円)(2015年)

大学生までの子供がいる世帯全体の平均ではあるが、保護者が子供の携帯電話の通信・通話料金を支払っている世帯は大よそ半数。そして支払い平均金額は7000円台。「支払う」の中には全額負担では無く一部負担の事例もあるだろうが、平均金額が大よそスマートフォンの通信・通話料金の全額に近しい額であることを考えると(課金制コンテンツを除いた場合)、一部負担のパターンはさほど多くはなさそうだ。

子供が複数いれば年齢差による利用スタイルの違いもあり、同じ額面になるとは限らないが、単純計算すれば人数×7000円台の負担が世帯に課せられることになる。携帯電話の利用の実情を重ねて考えると、小中学生は利用率もさほど高くなく、料金もそれほどのものでない、大学生の場合は利用率は高いものの自前で支払い、世帯負担の事例はあまり無いことが容易に想像できる。やはりスマートフォンを中心に普及率が高く、支払い能力も低いことから世帯負担の可能性が高い高校生世帯の負担は、大いに重いものとなりそうだ。


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