小中高校生のネット利用端末はスマホが一番、次いで携帯ゲーム機(最新)

2019/06/06 05:20

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2019-0529大人はもちろんだが子供達のライフスタイルをも大きく変化させたのが、インターネットの存在。そのインターネットを利用する窓口となるデジタル機器は、スマートフォンを筆頭に各種パソコン、タブレット型端末、さらにはゲーム専用機に至るまで多様に及ぶ。それらの機器はどれ位の割合で利用されているのだろうか。今回は内閣府が2019年5月21日までに確定報の詳細を発表した「2018年度青少年のインターネット利用環境実態調査」の調査結果を基に、小中高校生における各種デジタル機器を用いたインターネットの利用状況の現状を確認していくことにする(【発表リリース:平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査結果】)。

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スマホが一番、携帯ゲーム機が続く。そしてタブレット型端末


今調査は2018年11月8日から12月9日にかけて2018年11月1日時点で満10歳から満17歳までの青少年とその同居保護者それぞれ5000人に対し、調査員による個別面接聴取法(保護者は訪問配布訪問回収法)で行われたもの。時間の調整ができない場合のみウェブ調査法(保護者は加えて郵送回収法)を併用している。有効回答数は青少年が3079人(うちウェブ経由は73人)、保護者は3445人(うちウェブ経由は21人、郵送回収法は39人)。

次に示すのは調査対象母集団における、該当機器でインターネットを利用している人の割合。回答者が「使っている」と判断する程度の利用状況が示された形となる。また該当機器を利用していても、それがインターネットと接続されていない状態であれば、回答には値しない。対インターネット利用者比率ではなく、対全体比であることに注意。例えばスマートフォンの62.8%はインターネット利用者のうち62.8%ではなく、調査対象母集団の62.8%を意味する。

↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用)(2018年)
↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用)(2018年)

全体ではスマートフォンによるインターネット利用がもっとも多く、62.8%。次いで携帯ゲーム機が30.3%、タブレット型端末が30.2%と続く。ノートパソコンは2割にも満たない。デスクトップパソコンに至っては6.6%で、据置型ゲーム機よりも低い値。

小中高校生すべてを合わせた平均であることから、いくぶん均されている感はあるものの、子供達の間でもすでに「インターネットの窓口はスマートフォン」状態となっている実態が分かる。デジタル端末の操作系でキーボード利用に難儀する一方、タッチパネルなどの使いこなしに慣れる事例が増えているのも、結局のところそれらの機器を使う主用途であるインターネットの利用の際に使うツールが、スマートフォンをメインとしているからに他ならない。普段使うもののスタイルを覚えて当然の話。常日頃からスプーンやフォークを多用している人に、お箸(はし)を渡して食事をするように勧めても難儀することが多いのと同じである。

学校種類別に見ると大きな違いが


これを小中高の学校種類別に区分した結果が次のグラフ。

↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、主要機種別・学校種類別)(2018年)
↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、主要機種別・学校種類別)(2018年)

小学生ではインターネットへの窓口は携帯ゲーム機が最も多く、次いでタブレット型端末、スマートフォンが続く。ところがすでに中学生の時点でスマートフォンが最高値を示すようになり、タブレット型端末、携帯ゲーム機が続くようになる。ノートパソコンは小学生と比べて回答率は増えているが、それでもスマートフォンの急速な伸びにはかなわない。

そして高校生。圧倒的回答率でスマートフォンがトップにつく。高校生の9割強はスマートフォンでインターネットを利用している計算になる。ノートパソコンによるインターネットアクセスは22.9%、デスクトップパソコンは6.9%のみ。スマートフォンそのものの普及利用率にも多分に、そしてそれは保護者側の判断に左右されるところではあるが、小中高校生にとってスマートフォンはインターネット利用のための必須アイテム的な存在となりつつある。まさにスマホ無双な状態にある。



高校生に限ればインターネット利用のためのツールはスマートフォン9割台、ノートパソコンとタブレット型端末、携帯ゲーム機が2割前後、デスクトップパソコンは6.9%。パソコンのみを単純に積み上げ試算しても3割には届かない。授業などではキーボードを用いる機会は得られるだろうが、高校生自身はその多くがキーボードを使う端末を「インターネットを使っている」との認識対象とはしていない。

「若年層のキーボード離れ」がネットスラング的に語られているが、高校生の現状を見るに、あながち的外れではない感は否めない。

やや余談になるが、タブレット系端末に限ったインターネット利用率を記しておく。

↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、タブレット系、学校種類別)(2018年)
↑ デジタル機器利用状況(小中高校生、複数回答、該当機器でインターネットを利用、タブレット系、学校種類別)(2018年)

小学生から中学生の3割台がタブレット型端末を利用し、インターネットへのアクセスを行っている。タブレット型端末はこれから普及率をさらに高めていくことは容易に想像ができるため、今後どのような変移を示すのかが気になるところだ。


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