震災への自衛隊の災害派遣活動、97.7%が評価

2012/03/17 06:00

内閣府は2012年3月12日、自衛隊・防衛問題に関する定期世論調査の結果を発表した。それによると2011年3月に発生した東日本大地震とそれに伴う震災に対する自衛隊の災害派遣活動に対し、97.7%の人が評価をしていることが分かった。一方、米軍による支援活動「トモダチ作戦」でも8割近い人が「成果があった」との評価を下している(【発表リリース】)。

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今調査は2012年1月5日から22日にかけて、全国20歳以上の層化2段無作為抽出法で選ばれた男女に対して、調査員による個別面接聴取法行われたもの。有効回答数は1893人、男女比は898対995、世代構成比は20代163人・30代270人・40代321人・50代302人・60代427人・70歳以上410人。なお今調査全体は1969年以来、原則3年おきに行われている。

先に【自衛隊への好感度9割超・調査史上最高値に】でも示したように、震災に対する災害派遣活動への評価もあり、自衛隊に対する印象は調査史上最高値を示している。

↑ 自衛隊に対する印象(内閣府調査)
↑ 自衛隊に対する印象(内閣府調査)(再録)

今件項目ではその「震災に対する災害派遣活動への評価」を直接質問した結果が示されているが、「大いに評価」「ある程度評価」を合わせ、97.7%が評価するという、極めて高い値が出ている。

↑ 東日本大地震・震災に係わる自衛隊の災害派遣活動に関する評価(内閣府調査)(2012年)
↑ 東日本大地震・震災に係わる自衛隊の災害派遣活動に関する評価(内閣府調査)(2012年)

今件では選択肢として「まったく評価せず」も用意されていたが、元データを見る限りその項目を選択した人は皆無(あるいは数字に表れないほどの少数)となっている。また「評価する」派内でも「大いに評価」の割合は高く、特に50-60代では各世代における全回答者の8割超が「大いに評価」の判断を下している。

オペレーション・トモダチ一方、【対米89%、好感度もうなぎ昇り…対外国・震災対策評価をグラフ化してみる】でも示したように、実際に行われた内容と比べれば(全国報道では)報道される量が少ないものの、アメリカ軍は「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」の名のもとに海軍・海兵隊・空軍が連動する形で、今般震災に対して各種救助・救援・復興支援を大規模に展開した。この「トモダチ作戦」に対する評価も、自衛隊のそれと比べればやや値を落とすものの、高い値を示している。

↑ 米軍の支援活動「トモダチ作戦」に対する印象(内閣府調査)(2012年)
↑ 米軍の支援活動「トモダチ作戦」に対する印象(内閣府調査)(2012年)

直上の自衛隊に対する評価と比べて「分からない」の回答率が高いことも合わせて考察すると、作戦の内容・実態としてよりは、世間一般の人に伝えられる、知り得る情報量の違いが、そのまま評価にも現れたものと思われる。

地元メディアでは全国向け報道は別レベルの情報量で公知されていたこともあり、今調査項目が「地域別」の値を示していれば、「情報量の違いが評価にも現れた」とする推測の裏付けが出来る。しかし、残念ながら今件では「都市規模」の区分はあれど、地域別の値は存在しないので検証は不可能。

ともあれ震災に対する一連の活動で、多くの人にとって自衛隊・米軍に対する評価が、これまで以上に高まったことは間違いあるまい。

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