自由時間と睡眠時間、意外に気になるその現状(最新)

2019/11/08 05:18

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2019-1029総務省情報通信政策研究所が2019年9月13日に発表した「平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、情報に係わるさまざまな実情を知ることが可能な、多彩なデータを取得できる。今回はその調査の主目的とはやや趣を異にするが、興味深い値に関して確認をしていく。その値とは「平均睡眠時間」と「平均自由時間」。いずれも日常生活には欠かせない時間ではあるが、改まって調査されることがあまり無く、貴重な数値に違いない(【情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。

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調査要項などは今調査に関する先行記事【主要メディアの利用時間をグラフ化してみる】を参考のこと。

まずは平均睡眠時間。行為率、つまり該当行為をした人の割合はほぼ100%なので、(全体)平均値がそのまま行為者平均値となる(実データでは99.9%や99.8%だが、その時たまたま寝ていなかった人がいたか、あるいは調査票の記述時のミスと考えられる。少なくとも年を通して不眠の人は通常はありえない、無視をしても問題は無い)。

↑ 平均睡眠時間(1日あたり)(2018年)
↑ 平均睡眠時間(1日あたり)(2018年)

調査対象母集団全体の平均睡眠時間は平日で7時間14分、休日で8時間29分。休日は平日より1時間半ほど長く、平日の睡眠不足を補っている形。男女別では平日はほとんど変わりないが、休日は男性の方がやや長めとなっている。

年齢階層別に見ると平日は中年層が一番短く、40-50代では7時間を切る。そして60代が一番長く7時間38分。休日になると若年層から中年層では平日との差が大きく、20代では1時間48分もの差が生じている。50代までは平日と休日の差が大きいのは、学校や会社勤めで生じた睡眠不足・体力の消耗を休日でカバーしているからだろう。60代になるとそれらの必要が無くなるためか、休日・平日の差がさほど無くなる(33分)。

続いて平均自由時間。これは生活必需時間(食事や睡眠、入浴など)や社会的拘束時間(仕事や学業、移動時間)を除いたもの。

↑ 平均自由時間(1日あたり)(2018年)
↑ 平均自由時間(1日あたり)(2018年)

睡眠時間以上に平日と休日の差が大きい。全体では平日は4時間近くだが休日は8時間半近くと2倍以上にまで伸びる。男女別では平日は女性、休日は男性の方が長いが、これは平日は男性は就業機会が多く、休日は平日同様女性は家事に従事する時間が長いため。似たような理由で、退職を迎えた人が多くなる60代では、平日から自由時間は長いものとなる。休日の自由時間で20代が長めに出ているのは、独身回答者の多さによるものだろう。

10代から20代にかけての平日の平均自由時間は4時間台。具体的定義には「趣味・娯楽・休息・移動(余暇、旅行)・その他」とあるので、例えばスマートフォンの利用時間は趣味や娯楽との認識の上で利用しているのだろう。



今件各値はあくまでも平均値でしかないが、インターネット調査などでないことから調査様式による偏りも気にしなくて済む、実情に近い値といえる。自分自身の日常生活と比較し、その過不足分の考察に役立ててほしいものだ。


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