よその世帯が気になる子供の起きる時間、寝る時間(2016年)(最新)

2016/05/07 11:09

就学時間は概して一定のため、平日における子供が起きる時間や寝る時間は一定のものとなりやすい。そして学年が上がり、歳を重ねるに連れて、授業や部活動が終わる時間も変わり、習い事をする時間も増え、子供自身の自意識によるプライベートな時間も増えていき、体も成長することから、夜更かしをするようになっていく。ところが子供の就寝・起床時間は他世帯事情を知る機会は滅多に無く、自分の子供の実情が平均的なものなのか否か、気になる保護者も多い。今回は少年教育振興機構が2016年5月2日に発表した「青少年の体験活動等に関する実態調査」報告書を基に、子供の起床・睡眠事情を確認していくことにする(【「青少年の体験活動等に関する実態調査」(平成26年度調査)報告書】)。

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成長と共に二極化する起床時間


今調査の調査要項については先行記事【果物の皮を包丁でむいたり、ぞうきんを絞ったり……いまどきの子供事情を探る】を参考のこと。

次に示すのは直近2014年度における、子供達の普段(平日、月曜から金曜)に起きる時間。青系統ほど早く、赤系統ほど遅い時間帯に起床していることを意味する。

↑ 普段の起きる時間(2014年度)
↑ 普段の起きる時間(2014年度)

小学生は大よそ午前7時までには起床している。しかし少しずつ7時以降に起きる子供の割合が増え、中学生になると7時半以降に起きる子供が急増する。一方で6時より前に起きる子供の割合も大きく増えるが、これはいわゆる「朝練」など朝の部活動で早く起床する必要のある子供が増えていることが考えられる。あるいは「朝活」と呼ばれている、朝早く起きて勉強する人もいるかもしれない。高校生になると、朝6時前に起きる人は18.0%。一方で7時以降に起きる人も約3割にまで増加する。

個々の回答区分の中央値を元に、それぞれの学年における平均起床時間を…と算出したが、一見すると奇妙なことに、午前6時33分から午前6時38分の間に集約する結果が出てしまった(グラフ化は略する)。改めて上記のグラフを見直すと、学年が上がるに連れて起床時間が二極化しているのが分かる。つまり早起きする子供もいる一方で、遅く起きる子供も増えるため、個々の学年における平均起床時間はほとんど変化しない結果が出てしまった次第である。

就寝時間は明確に「高学年ほど夜更かし」


他方、就寝時間は明確に高学年ほど遅く床に就く状況が確認できる。起床時間のような二極化は見られない。

↑ 普段の寝る時間(2014年度)
↑ 普段の寝る時間(2014年度)

小学1年生の時点では9割近くが午後9時台には床に就いている。これが小学6年生になると4割強にまで減り、5割近くが午後10時台の就寝となる。中にはすでに午後11時以降に寝る人もいる。

中学生では午後11時以降に寝る人が過半数に達し、日付が変わってから寝る人もほぼ3割となる。高校生になると午後11時より前に寝る人は2割を切り、午前ゼロ時以降に寝る人が過半数となる。午前1時以降に寝る人も14.8%もいる。

この就寝状況に関して、各回答項目の中央値を元に、概算の平均就寝時間を算出したのが次のグラフ。

↑ 普段の寝る時間(概算、2014年度)
↑ 普段の寝る時間(概算、2014年度)

小学1年生は午後9時過ぎには就寝。これが小学6年生になると午後10時近くなり、中学生では午後11時、高校生になるとほとんど午前ゼロ時近くにまで夜更かしをすることになる。

帰宅時間が遅くなる、しなければならないこと、したいことが増えるため、就寝時間が遅くなるのは仕方がないが、一方で起床時間はさほどずらせないことから、必然的に睡眠時間は減少する。昨今ではスマートフォンなどによるインターネットへのアクセスに夢中になることで、過度の夜更かしによる睡眠不足が問題視されている事を思い返すと、次年度以降の動向が大いに気になるところではある。


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