「持ち運びしやすい」「PCと似たような事ができそう」「スマホより見やすい」タブレット機が欲しい人の、その理由

2014/01/17 15:00

ライフメディアのリサーチバンクは2014年1月15日に同公式サイトにおいて、タブレット機に係わる調査結果を発表した。その内容によれば調査対象母集団のうち、現在タブレット機を保有していないが、購入検討中の人・欲しい人においては、その理由としてもっとも多くの人が挙げたのは「持ち運びに便利そう」だった。5割強の人がそれを購入理由に挙げている。次いで「PC(パソコン)で出来る事の多くが出来そう」「スマートフォンよりも画面が大きく見やすい」などが上位に挙げられている(【発表リリース:タブレット端末に関する調査】)。

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今調査は2014年1月3日から8日に渡り、10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は3600件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

今調査を精査した先行記事【タブレット機の保有率19%、非保有者も4割強は「今後欲しい」】でも解説しているが、現時点では19%の人がタブレット機を保有し、81%の人が未所有。その未所有者の中では半数近くがタブレット機を欲しいと考えている。

↑ 今後、タブレット機を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(再録)
↑ 今後、タブレット機を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(再録)

それではこの「購入検討者」「今後欲しい」を合わせた「今タブレット機は持っていないが今後欲しい人」達は、どうしてタブレット機を欲しい・使いたいと思っているのだろうか。複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ なぜタブレット機を購入・利用したいと思うのか(複数回答、タブレット機を購入予定、欲しいと思う人限定)
↑ なぜタブレット機を購入・利用したいと思うのか(複数回答、タブレット機を購入予定、欲しいと思う人限定)

最上位として挙げられた理由は「持ち運びに便利そう」で52.4%。機動力の高さ(デスクトップやノートPCと比較して、という意味だが)が高く評価されている。そして次いで多い意見は「PCで出来る事の多くが出来そう」で48.0%。

先行する、そして今件と逆の内容について精査した記事【「パソコンで十分」タブレット機不要論者、その理由とは】などで解説している通り、タブレット機は「PC」と「スマートフォン」の良い所取りをした立ち位置にあるハード。そのメリットとして挙げられている「機動力の高さ」「PCに近いことが出来る」が、タブレット機への興味関心における上位陣として名前を連ねている。第4位の「手軽にネットが出来る」も、「PC」に「ネットブック」(ノートパソコンよりもさらにシンプルなミニパソコン。インターネット接続や簡単なワープロ打ち用の端末として位置づけられ、数年前まで流行した)が含まれていることを考慮すれば、実質的にこの領域、つまり「パソコンみたいなことが高機動性を有したまま出来る」に含まれると考えて良い。

他方、スマートフォンと比べ、より上位的な使い方が出来るので欲しいとする意見もある。「スマホよりも画面が大きくて見やすい」「画面が大きくて見やすそう」などが挙げられる。他方、キンドルに代表されるような、電子書籍リーダーとしての使い道に該当する「電子書籍を利用したい」との回答は1割に留まっている。


↑ 昨年末に放映されたアマゾンのKindle Fire HDXのテレビCM。上位機種ではあるがキンドルのCMにも関わらず、電子書籍周りの話は一切出てこず、パソコン的、マルチメディア端末的な使い方が出来ることをアピールしている。【直接リンクはこちら:Kindle Fire HDX 家族写真編】

これらの動きを見ると、現在タブレット機を欲しいと考えている人の多くは「パソコンよりも機動性が高くて似たようなことが出来るから」を理由としており、「スマートフォンよりも色々なことが出来るから」を理由にしている人は比較的に少ないように思える。言い換えれば「パソコンの子機的、廉価代替機的な感覚」の端末として求めているようだ。詳しくは別の機会に改めて解説するが、タブレット機を保有したいと考えている人の多くが、たとえタブレット機を利用するようになっても、パソコンは引き続き必要であると考えていることからも裏付けできる。



ちなみにタブレット機が欲しい人たちに、どの位の画面の大きさの機種が欲しいかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ もっとも欲しいと思っているタブレット機の液晶サイズは(択一、タブレット機を購入予定、欲しいと思う人限定)
↑ もっとも欲しいと思っているタブレット機の液晶サイズは(択一、タブレット機を購入予定、欲しいと思う人限定)

男女とも8-10インチ未満が一番人気、6-8インチが二番人気となっている。持ち運びのし易さ上、価格の上では小さい方が良いが、使い勝手は画面が大きい方がありがたい。色々と悩んだ末の選択だと思われる。もっとも男性でも4割近く、女性では6割以上が「未定・分からない」としており、多くの購入希望者は画面サイズの選択まで考えが回らない状態なのだろう。


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