「パソコンで十分」タブレット機不要論者、その理由とは

2014/01/16 15:00

ライフメディアのリサーチバンクは2014年1月15日付で、タブレット機に関する調査結果を発表した。その内容によれば調査対象母集団のうち、タブレット機を保有しておらず今後も購入予定が無い人においては、「タブレット機不要論」の最大の理由として「パソコンがあれば良いから」を挙げていることが分かった。7割以上の人が同意を示している。次いで「自分に必要だと思わない」「スマートフォンがあれば良い」が続いている(【発表リリース:タブレット端末に関する調査】)。

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今調査は2014年1月3日から8日に渡り、10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は3600件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

今調査に関する先行記事【タブレット機の保有率19%、非保有者も4割強は「今後欲しい」】にある通り、現時点では19%の人がタブレット機を保有し、81%の人が未所有。その未所有者のうち半数近くがタブレット機を欲しいと考えている。見方を変えると、未所有者の半数以上は「タブレット機は要らない」となる。

↑ 今後、タブレット機を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(再録)
↑ 今後、タブレット機を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(再録)

それではこの「タブレット機は要らない」とする人たちは、なぜそのような思いを抱いているのだろうか。複数回答で聞いた結果が次のグラフ。

↑ なぜタブレット機を購入・利用したいと思わないのか(複数回答、タブレット機を購入・利用したいとは思わない人限定)
↑ なぜタブレット機を購入・利用したいと思わないのか(複数回答、タブレット機を購入・利用したいとは思わない人限定)

最上位の意見は「パソコンがあれば良い」で72.6%。先行記事で説明しているが、タブレット機は概して「ノート系パソコンとスマートフォンの中間的なポジション」にある端末で、スマートフォン以上のパソコン的機能を高い機動力の元に使いたい場合に活躍する。それは同時に、そのような使い方をしない場合や必要がない場合、パソコンがあれば十分ということに他ならない。第2位の「自分に必要だと思わない」も内容的には似たようなもので、要は「必要となる場面が想像できない」を起因とすると考えても良い。

「パソコンとスマホの中間」という表現を用い、パソコンが使えれば特に問題は無いとするのが最上位の回答だったが、それと対になるのが第3位の「スマホがあれば良い」。主に機動性を求める使い道としてスマートフォンで充足できているので、それ以上のものは必要が無いというものだ。第2位の「自分に必要だと思わない」の一部は、この「スマホがあれば良い」とも重なるところがあるのだろう。

続く理由は「価格が高い」「バッテリーの持ちが悪そう」「WiFiなどの環境が無い」「操作性が悪そう」といった、タブレット機そのものの性能面での問題を指摘している。しかし回答率はさほど高くない。見方を変えればタブレット機を求めない人の多くは現状のタブレット機の性能にはさほど文句をつけるわけでは無く、入手しても持て余すのが落ちであることを容易に想像できる、何に使うべきか分からないからこそ、不必要の判断をしていることになる。

このような状況を見るに、今後「パソコンでもスマートフォンでも利用が難しい」タブレット機向けのアプリやツール、あるいは使い方が提案され、普及が進めば、タブレット機の普及は大きく弾みが付く可能性は高いと考えられる。そのような「劇的な変化」をもたらすアプリなり先駆者の登場を待ちたいところだ。


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