乳飲料 飲まない人が 増えている(2015年)(最新)

2015/01/16 11:25

牛乳や乳飲料、豆乳飲料、さらにはドリンクヨーグルトなど、乳飲料には多種多様な種類が市場を賑わせている。子供時分には大いに摂取されているこれらの飲料だが、昨今では消費量が漸減しているとの話もある。今回はJC総研が2014年3月27日に発表した、畜産品などの消費性向に関する調査結果から、その実態を垣間見ていくことにする(【発表リリース:畜産物等の消費行動調査】)。

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今調査は2013年11月8日から13日に渡って全国の主婦・既婚男性・単身女性・単身男性に対し、インターネット経由で答えてもらったもの。有効回答数は2082人。男女比率は1022対1060、世代構成比は20代以下から10歳区切り(70代は70代以上)で162人・303人・336人・329人・418人・534人。

次に示すのは乳飲料などの好き嫌いについて尋ねた設問の結果をもとにしたグラフ。設問では提示した乳製品に関して「好き」「どちらかといえば好き」「どちらでもない」「どちらかといえば嫌い」「嫌い」「この製品は飲まない」の中から1つ自分に当てはまるものを答えてもらっているが、そのうち「好き」と「どちらかといえば好き」を合わせたものを「好意的」、「この製品は飲まない」をそのまま「飲まない」としてカウントした。

↑ 乳飲料などの好き嫌い
↑ 乳飲料などの好き嫌い

加工乳や豆乳飲料が思ったほど好まれていないのに驚くかもしれない。多分に「どちらでもない」の回答者が多いのが主要因だが、少なくとも好意を持つ人は牛乳(成分無調整)やドリンクヨーグルトと比べると人気は無いようだ。

そして一部イレギュラーな部分があるものの、どの乳製品も好意的な人の値が漸減し、飲まない人が漸増していることが確認できる。特定の種類だけでなく全般的に同じような動きを示しており、乳飲料全体が敬遠され始めている雰囲気を見せる。

このうち乳飲料のメインとなる牛乳(成分無調整)について、属性別に経年変化を見たのが次のグラフ。

↑ 牛乳(成分無調整)の好き嫌い
↑ 牛乳(成分無調整)の好き嫌い

主婦や既婚男性、つまり既婚者は好意的な人の減少幅は小さめ、飲まない人の上昇率も抑え気味だが、単身者の好意的な人の減り方・飲まない人の増え方は大きなものに見える。特に単身男性は飲まない人が2013年では各属性中唯一1割を超し、好意的な人ももっとも少ない55.2%に留まっている。

この現象についてリリース側では事実説明のみで理由の解説、推測の類はないが、比較的はっきりとした動きであることも合わせ、非常に気になるところではある。次年分の調査結果は昨年までの傾向に従えば3月前後には公開されるはずだが、その結果でも流れが継続しているようならば、独身者、特に独身男性の牛乳離れが起きていると判断すべきなのかもしれない。


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