たまごは増加、牛乳は二極化……家庭内のたまごや牛乳の摂取頻度動向(2017年)(最新)

2017/04/14 05:14

JC総研は2017年4月6日、畜産品などの消費性向に関する調査結果の概要を発表した。それによると調査対象母集団においては、たまごを家庭で毎日食べている人は1/4近く、牛乳を飲んでいる人は4割強に達していることが分かった。他方「ほとんどない」との回答者はそれぞれ数%、2割強ほど確認できる。たまごは多分に相場変動に左右される雰囲気だが、牛乳は飲料傾向が二極化する動きを示している(【発表リリース:畜産物等の消費行動調査】)。

スポンサードリンク


今調査の直近分は2016年11月11日から16日にかけて全国の既婚女性・既婚男性・単身女性・単身男性に対してインターネット経由で答えてもらったもので、有効回答数は2295人。男女比率は1128対1167、世代構成比は20代以下から10歳区切り(70代は70代以上)で196人・338人・369人・366人・467人・559人。

今調査では畜産品などの消費性向を確認するとし、牛肉・豚肉・鶏肉・鮮魚・たまご・牛乳の家庭における摂取頻度を尋ねている。次以降に示すのはそのうちたまごと牛乳の動向を記したもの。まずはたまごについて。

↑ 家庭における食材の摂取頻度(たまご)
↑ 家庭における食材の摂取頻度(たまご)

たまごをほとんど食べない人はごく少数で3.7%。週一未満の人は10.4%。8割以上の人は週1回以上はたまごを自宅で食べている計算になる。週半分以上、つまり二日に一度以上は何らかの形でたまごを食べている人は約半数に達している。毎日の人ですら24.0%もおり、たまごの人気ぶりがうかがえる。料理への汎用性・適応性が高く、調理方法も容易で、しかも老若男女を問わず人気がある食材となれば、これほどの高頻度で食されていても不思議では無い。

経年変化の点では特に傾向だった動きは無い。ややばらつきがあるが、あえていえば毎日食べている人が増加し、少しずつたまご愛食家が増加している感はある。たまごは価格変動が大きく、数年前は高騰に伴い消費減退も懸念されたが、昨今ではたまご価格も安定化しており、それも杞憂なものとなっている。

続いて牛乳。

↑ 家庭における食材の摂取頻度(牛乳)
↑ 家庭における食材の摂取頻度(牛乳)

ほとんど飲まない人は20.6%と2割強。一方でほぼ毎日飲んでいる人は41.5%と4割強に達している。週半分以上も合わせれば、6割近くの人が二日に一度以上は牛乳を飲んでいる計算になる。

経年変化だが、毎日飲む人は横ばいだが、ほとんど飲まない人は少しずつ増えている。「毎日飲む人は変わらず、ほとんど飲まない人が漸増し、中途半端な飲み方をする人が減る」、つまり二極化が進んでるように見える。特に「ほとんど無い」の回答率は値が取得可能な2011年分以降では2015年で初めて2割を超え、直近年は前年比でわずかに減ったものの2割台は維持。また週1-3日が大幅に増えている。来年以降の動きに注目したい。

昨今では乳製品やたまごの高騰が定期的に話題に登り、またスーパーなどで実物を手に取る際にその実情を改めて認識することができる。次年分の調査は2018年の3月前後に公開されることになるが、卵の消費性向の漸増、牛乳の二極化が確かなトレンドによるものなのか、改めて確認したいところではある。


■関連記事:
【国内の生乳生産量の推移をグラフ化してみる】
【乳用牛酪農家も大規模化…乳用牛の飼養戸数などをグラフ化してみる】
【納豆や水、乳製品はまだまだ?…本震後一か月で品不足の多くは解消へ】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー