喫煙者内のヘビースモーカー比率、減少続く(国民健康・栄養調査2012年版)

2013/01/21 14:00

厚生労働省は2012年12月6日、「平成23年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると成人のうち習慣的に喫煙している人の割合は男性で32.4%・女性で9.7%であることが分かった。これはJTの調査結果【2012年の全体喫煙率21.1%、女性は間もなく1割未満に】(2012年5月時点の結果)よりやや少ない値となっている。また、1日に21本以上喫煙する、いわゆる「ヘビースモーカー」の「喫煙者全体」に占める割合は、この数年減少傾向にあることが確認されている(【調査一覧ページ】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。調査時期は2011年11月。今回調査分では調査実施世帯数は5422世帯で、調査方法は問診及び計測調査による(震災の影響を考慮し、2011年分については岩手県・宮城県・福島県は調査から除いている)。生活習慣部分は留め置き法による自記式質問紙調査。

今調査結果では、習慣的に喫煙をする人は、男性32.4%・女性9.7%。男女とも30-40代がボリュームゾーンで、以後少しずつ減少していく。

↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)(2011年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者の割合(20歳以上)(2011年)

この喫煙者のうち、1日に21本以上、つまり1箱を超えて吸う人をヘビースモーカーとし、「喫煙者全体」のうち「ヘビースモーカー」に該当する人の割合の推移を示したのが次のグラフ。全般的に年々減少する傾向にあることが分かる。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合推移(20歳以上)(%)(2011年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合推移(20歳以上)(%)(2011年)

ヘビースモーカー率が減れば、当然喫煙者全体に占める平均喫煙本数も減っていく。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日の喫煙本数の平均値(20歳以上)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日の喫煙本数の平均値(20歳以上)

喫煙者率が減少しているのは周知の通りだが、それと共にヘビースモーカーの比率も減少していることになる。たばこの販売本数の減少が急激な下方カーブを描いているのも理解できる(減少要因が相乗効果的に存在するのだから)。

ちなみにこの「喫煙者に対するヘビースモーカー率」は、年齢階層別にみるとばらばらで、規則性がないように見える。

↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合(20歳以上)(2011年)
↑ 現在習慣的に喫煙している者における、1日に21本以上吸う者の割合(20歳以上)(2011年)

一応念のため、上記二つの数字から「喫煙・非喫煙者も含めた、その年齢層全体に対するヘビースモーカーの割合」を算出してみたが、やはり規則性を見出すことはできなかった。

↑ 各年齢層におけるヘビースモーカー比率(20歳以上)(2011年)
↑ 各年齢層におけるヘビースモーカー比率(20歳以上)(2011年)

50代男性では11人強に1人はヘビースモーカー、という表現が出来る。また、男性は30-60代までは一様に4%-9%位がヘビースモーカー。健康の事を考えれば、もう少し自粛した方が良い気がする。


■関連記事:
【世代別成人喫煙率をグラフ化してみる(2012年分反映版)】

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