ツイッター、メール、それともLINE? 中高生が友達と交流する時、ネットサービスでは何を使っているのか

2014/12/23 10:01

インターネット上のサービスを自在に使えるスマートフォンが子供達の間にも急速に普及するのに伴い、そのサービスを用いた子供達同士での交流も活発化しつつある。かつては掲示板やブログ、メールを介したものだったが、今ではソーシャルメディアやチャットなどがその担い手として注目を集めている。今回は2014年12月9日付でベネッセ教育総合研究所が発表した調査報告書から、中高生におけるネット上のコミュニケーションツールの利用状況を確認していくことにする(【発表リリース:中高生のICT利用実態調査 2014 報告書】)。

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今調査に関する各種要項は先行記事【パソコン、スマホにタブレット…いまどき中高生の所有率を探る】で確認のこと。その記事で詳細は解説しているが、今調査対象母集団では中学生が87.3%、高校生は96.6%がインターネットを利用している。またインターネットをする時間の6割から7割程度は、メールやチャット、ソーシャルメディア、ツイッターのような、意志疎通・交流サービスを利用している。

↑ インターネットやメールをする時間のうち、メールやチャット、ソーシャルメディア、ツイッターをする時間(1日当たり)(インターネット利用者)(再録)
↑ インターネットやメールをする時間のうち、メールやチャット、ソーシャルメディア、ツイッターをする時間(1日当たり)(インターネット利用者)(再録)

それでは友達と意思疎通をする際に、各サービスは普段から使われているのだろうか。「普段」使っているものについて答えてもらった結果が次のグラフ。アカウントを所有しているがほとんど放置しているもの、たまにしか使わないものは回答に含まれていない。要は常用しているもの。

↑ ネットによる主要コミュニケーションツールの利用率(友達との交流時、インターネット利用者限定)
↑ ネットによる主要コミュニケーションツールの利用率(友達との交流時、インターネット利用者限定)

列挙されたサービスの中では、すべての学年でLINEが一番使われている。利用先を友達に限定していることも一因だが、身近なコミュニティ内でのやりとりで、LINEがいかに多用されているかが分かる結果となっている。特に高校生では9割前後がLINEを友達とのやりとりに常用していることになる。

次いで多いのはメールで、学年が上がるごとに利用率が上昇する。保護者から利用許可を受けられる度合いが高まることに加え、柔軟性も高いのが要因だろう。一方ツイッターは高校生になるとグンと利用率が跳ね上がる。以前の記事でも解説の通り、特に女子の利用率が高く、それが全体値を引き上げている。

これらは複数回答のため、たとえばLINEをメインにツイッターも使う、という利用スタイルをすることが考えられる。そこで常用している交流用サービスの組合せを聞いたところ、中学生ではメールとLINE、高校生ではそこにツイッターが加わったパターンが一番多い結果が出た。

↑ メール・LINE・Facebook・ツイッターの利用組合せ(友達との交流時、インターネット利用者、上位のみ)
↑ メール・LINE・Facebook・ツイッターの利用組合せ(友達との交流時、インターネット利用者、上位のみ)

中学生は保護者から利用を止められている事案も多く、該当なしの回答がもっとも多い。次いでメールとLINEの組合せ、さらにLINEのみが続く。他方高校生になるとメールとLINEだけでなくツイッターとの組み合わせが最上位となる。恐らくは中学時代にメールとLINEを使い、そこにツイッターも加わった形だろう。もっともメールとLINEの組合せもほぼ同率で、こちらも中学生からのパターンが継続しているものと考えられる。

中高生のLINEの利用ぶりを見て、彼ら・彼女らはLINEのみで友達とやり取りをしているように思える場面もある。しかし今調査の限りでは、そのような事例はむしろ少数派で、複数のサービスを用い、交流を果たしているのが分かる。

目まぐるしく状況が変化する中高生のネット事情だが、その現状を見ていく際には留意したい話ではある。


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