子供とよく会話する中堅世代の親は約3/4、中身は「日常の出来事」「テレビ番組・映画」

2014/12/02 08:24

親子関係の親密さを維持するために重要視されている行為の一つが「会話」。意志・言葉のやりとりの中でお互いの気持ちにふれあい、時間の共有感を覚え、理解を深めていく。それでは子供を持つ親のどれほどが普段から子供と会話を交わし、何を話題にしているのだろうか。メディケア生命が2014年11月11日に発表した調査結果から、実情を見ていくことにする(【発表リリース:家族の絆と老後の生活に関する意識調査2014】)。

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今調査の調査要件は先行記事【親孝行にどれだけお金を使えるのだろうか、考えてみたことありますか】を参考のこと。

自分自身の親も存命で子供もいる、親子関係における親の立場も子供の立場も双方理解できる、絶妙なポジションに居る調査対象母集団に対し、親子のきずなを深める行動の一つである「会話」をよくしているか否かを聞いたところ、ほぼ3/4がそれなりにしているとの結果となった。

↑ 自分は子供とよく会話している
↑ 自分は子供とよく会話している

回答者の仕事の都合など多種多様な理由が考えられるが、「全く当てはまらない」との回答は3.0%に留まっている。どちらかと言えばよく会話する方だとの意見のみで過半数に達しており、「自分は子供との会話は結構している方だ」と自認できる人が多勢を占めているのが分かる。

それでは具体的にどのような内容の話をしているのだろうか。「よく会話している方だ」の意見を有する74.1%の人に、具体的な内容を聞いた結果が次のグラフ。断トツで多い項目は「日常の出来事」だった。

↑ 日頃子供とはどのような話題で会話をしているか(複数回答、子供とよく会話をしている人限定)
↑ 日頃子供とはどのような話題で会話をしているか(複数回答、子供とよく会話をしている人限定)

日々の暮らしの中で「よく会話する」ともなれば、話す機会は当然多くなる。まったく同じ話をすることもあるが(例えば小言やしつけなど、反復しないといけない類の内容)、多分に雑談の場合は同じ話は飽きられる。ローテーションを組むにしても、バラエティに富んだ内容が求められる、話しやすいに違いない。結果として、もっとも容易なネタの供給源となる日々の生活に関する話となるのは必然と言える。

語り手側も聞き手側も、自分が見聞きしていない相手の挙動や想いを知りたくなるし、またそれを話したくなるのも良くわかる。特に子供は、自分が経験したことを他人に語り、想いを共有したい気持ちが強いだけに、親との会話が弾むことになる。

ネタの供給源としては「テレビ番組・映画」も強い。相手も見聞きしている、認知している可能性は高く、共に時間を過ごした対象への感想を語りあうことで、時間共有の再確認と、相手の心情を知ることが出来る。「趣味」「事件や事故」も似たようなもので、特に「趣味」は親子で同じものを持っていれば、それこそ親子のハードルを乗り越えた「同好の士」としての会話も楽しめよう。

「日常の出来事」以外は従来型メディア、特にテレビ経由で取得できる情報であることも傾向の一つ。子供が元々テレビ好きであること、利用が容易であることなどが長所。これによりテレビが子供から親しまれる、つまり放送されている番組自身の面白さに加え、その内容をコミュニケーションツールとして用いることが出来る実情にも納得がいく。テレビドラマなどで映し出される親子の対話シーン、例えば食事の場面では、子供の、あるいは親自身の将来や仕事関係、恋愛などがよく話題に登る。しかしそれらは現実は少数派で、「日常の出来事」、そしてテレビを元にしたネタなどが多数に及んでいるのが現実。

興味深いのは「スマホ(利用方法など)」が2割近くの回答率を示していること。これは少なくとも親子双方がスマートフォンを利用していることを意味する。どちらが教える側で、どちらが聞く側かまで今件項目からだけでは分からないが、世代を超えて道具の使い方を語りあう様相は、スマートフォンであっても微笑ましいものに他ならない。


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