世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる(番外編)

2009/11/11 06:00

加重配分イメージ先に【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる】で『世界主要国価値観データブック』のデータを元に、各国の「新聞・雑誌」「テレビ」に対する信頼度を算出してグラフ化したところ、一部の読者からある意見をいただいた。今回はその意見に応える形で、先のグラフの「別バージョン」として、計算方法を少々変えてグラフを再構築してみることにした。「世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化」したことに違いはないのだが……。

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今調査結果(『世界主要国価値観データブック』の元データ)は世界数十か国(80か国以上)が参加して実施している国際プロジェクト「世界価値観調査」によるもの。各国・地域毎に全国の18歳以上男女1000サンプル程度(実際には1000-2000人程度)の回収を基本とした個人対象の意識調査。調査そのものは2005-2006年にかけて行われており、該当冊子は先行して集計が終わった25か国分のデータが収録されている。

いただいた意見とは、具体的には次の通り。

「日本の値がずば抜けて高いが、これは『やや信頼』の部分が大きくかさ上げしているに違いない。このグラフは『やや信頼』と『非常に信頼』をひとまとめにしてしまっているので、意味がないのではないか」

一連の記事で、あえて「やや信頼」と「非常に信頼」をひとまとめに加算(あまり信頼しない・全く信頼しないも同じ)したのは、これまでの「DI値」の算出と同じように「加重計算はしない」という大原則に基づいてのもの。もう少し詳しく説明すると、これらの値はあくまでも「どれくらいの人数の人が信頼しているのか/いないのか」、言い換えれば「信頼している・していない人の頭数(割合上の)の差」を示している。

「総量としてどれくらいの信頼度」ではなく「何人が信頼しているのか・していないのか」を確認するための算出
「総量としてどれくらいの信頼度」ではなく「何人が信頼しているのか・していないのか」を確認するための算出

上の図でいえば、気持ちの強さ、つまり信頼度の強さは肯定・否定とも同じ量になる(強い信頼・否定を2、弱い信頼・否定を1とした場合)。ところが頭数でみると、信頼している人は4人、していない人は3人となり、信頼の割合の方が多い結果となる。

気持ちの強さは数量的に推し量ることは難しい。ましてや単純選択型で選択項目が少ない場合、その度合いを確認することなど不可能に近い。その困難さ、そして「強く思おうが弱く思おうが、方向性に違いはないのだから人数としてカウントする時には一人に変わりなし」ということもあり、今回(も含め多くのDI値算出の場合)は単純に、加重計算をせずに算出しているわけだ。例えるなら、老いも若きも、イケメンもそうでない人も、既婚者も未婚者も男性には違いなく、男女比を計算する際には一人として数えるということ。

さてせっかくなので、「非常に信頼」「全く信頼しない」の重みを「やや信頼」「あまり信頼しない」の2倍とした上で、先の2つのグラフを再構築してみることにした。その結果が次の図。

世界各国における新聞・雑誌への信頼度(2005年)(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)(「非常に」「全く」に重点配分計算)
世界各国における新聞・雑誌への信頼度(2005年)(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)(「非常に」「全く」に重点配分計算)

世界各国におけるテレビへの信頼度(2005年)(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)(「非常に」「全く」に重点配分計算)
世界各国におけるテレビへの信頼度(2005年)(非常に信頼・やや信頼-あまり信頼しない・全く信頼しない)(「非常に」「全く」に重点配分計算)

先の【世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をグラフ化してみる】と比較して欲しいのだが、ほぼ変わりない(いくつかの国の順位は変動しているが、それとて大規模なものではない)ことが分かる。特に日本においては、順位の変動も無い。この類のグラフにおいては、「大勢を知る」ことが最優先事項なので、先の算出方法でも特に問題は無かった、というわけだ。

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