「生まれ変わってもまた日本がいい」8割超え

2014/11/07 08:24

そもそも論として生まれ変わりを信じるか否かとの問題があるものの、生まれ変わりがあると仮定し、どのような場面、環境で生を受けたいかとの話は、よく交わされる他愛もないテーマの一つではある。見方を変えると「比較対象の中でどの選択肢を自分が好んでいるのか」を選ぶ心理テストのようなものでもあるからだ。それでは生まれ変わりの際に再び日本で生まれてきたいと思う人、つまり他国と比べて日本(の環境)が好きな人はどれだけ居るのだろうか。統計数理研究所による定点観測的調査【日本人の国民性】から、その実情を確認していくことにする。

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調査要件などは今調査に関して先行で掲載した記事【「若者は自分勝手で他人より自分のことばかり」は本当か】などで確認のこと。

今調査対象母集団では「あの世」の存在を信じている人は4割、中堅層まではやや高い値を示している。

↑ 「あの世」というものを信じているか(信じている人の割合)(再録)
↑ 「あの世」というものを信じているか(信じている人の割合)(再録)

また宗教という観点で信仰や信心などを持つ人は28%に留まっており、日本人は比較的宗教に関しては肯定的では無いことが分かる。

一方で冒頭にもある通り、心理学的なテスト、あるいは言葉遊び的な意味合いで生まれ代わりについて語られることは、案外多く行われる。今件では生まれ変わるとしたらどの国に生まれたいかとし、「日本に」「よその国に」「その他」の中から選んでもらっている。要は「生まれ変わっても日本で再び生を受けたいほど日本が好きか、他国よりも日本が良いと思っているか」否かを尋ねたもの。次のグラフはその設問において「日本に」を選んだ人の割合を示したものである。

↑ 生まれ変わっても再び日本に生まれてきたいと思うか、他の国にしたいか(日本選択者率)
↑ 生まれ変わっても再び日本に生まれてきたいと思うか、他の国にしたいか(日本選択者率)

今項目の調査は直近の2013年とその前の2008年の2回しか行われておらず、統計結果も2回分しかない。それでも70代以上をのぞいた全世代で日本を選ぶ人が増えている。他国と日本を比べ、日本の環境の良さを実感する人が増加している、ということなのだろう。

特に若年層では元々低かった値が、かなり補正される形で上昇を見せ、他世代に追いつくばかりの値にまで跳ねている。中でも20代と40代は10%ポイント以上の増加を示しているのが注目に値する。

グラフ化は略するが地域別で差異は無く、都市規模別では都心部がやや低め。ただし元々都心部では若年層が多く、地方では高齢者が多いことから、当然の結果ともいえる。

概して若年層ほど低く、高齢層ほど高い「次もあるのなら日本が良い」との発想。これが年齢に寄るものなのか、それとも各世代によるものなのか、今回調査分だけでは判断が難しい。少なくとももう2、3回分の経年調査は必要だろう。

一方現状では全体で8割強、世代によっては9割超の人が「生まれ変わっても日本が良い」、見方を変えれば「他国よりも日本という場、環境を好んでいる」ことは事実ではある。興味深い話には違いない。


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