お昼休みはみんなでアクセス・世代別携帯電話の時間帯別利用状況をグラフ化してみる(2014年)

2014/10/16 08:27

従来型携帯電話からスマートフォンへ携帯電話の主流が移るにつれて、その高機能性からより多くの人が熱中し、長時間付きっきりで操作をするようになることが多数の調査で明らかにされ、また多くの人が実体験で確信している。しかしその熱中度は世代によって大きな違いを見せているものの、どれほどの違いがあるかに関して、具体的にはあまり知られていない。その実態を情報通信政策研究所が2014年9月26日に発表した「平成25年 情報メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の詳細版から確認していくことにする(【情報通信政策研究所:平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査】)。

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今調査に係わる調査要項は先行記事の【「LINEの次にGoogle+が高利用率」総務省の調査結果を検証する】を参考のこと。また今件携帯電話とは従来型携帯電話とスマートフォンの双方を含み、「携帯電話の行為」とは10分以上連続して携帯電話を利用し続けた場合を指す。その場合、携帯電話を使った行動であれば、電子メールやアプリゲーム、ソーシャルメディアの利用だけでなく、例えばワンセグでテレビを観た場合も該当する。

次に示すグラフは、1時間単位で仕切った各世代別の携帯電話行為者率。数字が大きいほど、その時間帯にその世代の多くの人が携帯電話を連続利用していることになる。

↑ 携帯電話の時間帯別行為者率推移(2013年、平日、世代別)
↑ 携帯電話の時間帯別行為者率推移(2013年、平日、世代別)

世代によって大きな変化があるが、朝食前、昼食時、そして夕食から就寝までの3つの時間帯でピークが発生しているのが分かる。プライベートな時間が取れる時間帯に、多くの人が携帯電話を使っている証といえる。10代は学生がまだ多数を占めているので、朝食前後に多くの人が使い、昼食までは行為者率が下がる(ゼロにならないのは大学生などが居るため)。そしてお昼時になると昼休みを使って多数の人が利用する(もっとも、持ち込み不可の学校もあるためか、行為者率そのものは朝食時よりは低い)。夕方は下校時間以降少しずつ行為者率が上昇し、夕食後は高いままで維持、就寝まで利用は続く。

20代以降中堅層も似たような動きだが、就業中でも使える機会があることから、10代と比べると昼間の行為者率は高め。そしてお昼時の行為者率の急上昇ぶりは10代をはるかに超える。30代から50代では夕食以降よりも高いほど。そして夕食前後の上昇傾向も10代と変わらないが、終業のタイミングが夕方5時以降であるため、上昇開始は10代より遅い。なにより20代における行為者率の高さは注目に値する(20代全体の1/3超が利用している計算になる)。

一方歳を経ると携帯電話の利用性向は落ち着きを見せる。40代に入るとその動きが顕著になるが、退職した人も多分に含む60代では、特にその動きが著しい。昼食時、夕食後のピークも無く、むしろ夕方が一番の行為者率を示すようになる。20時ぐらいで夜間の利用はほぼ終わり、あとはするすると落ち始める。就寝が早いのか、夜には利用がキツいのかもしれない。

休日の場合は学校や職場の縛りがないため、昼間の行為者率減退も起こらない。

↑ 携帯電話の時間帯別行為者率推移(2013年、休日、世代別)
↑ 携帯電話の時間帯別行為者率推移(2013年、休日、世代別)

10代はおやつ時と夕食後、20代はお昼前と夕食後、40代を過ぎると午前中のゆったりとした時間帯において行為者率のピークが生じるのが興味深い。また平日・休日を問わず30代までは一定数が深夜ゼロ時前後まで携帯電話を利用している実態も確認できる。休みであろうとなかろうと、毎日のように携帯ライフを楽しんでいるということだろう。



余談ではあるが各時間帯の行為者率を足すことにより、各世代の1日における密着度的なものを概算値として算出できる。それによると平日・休日共に20代がもっとも多く、平日は30代が、休日は10代が続く。休日では10代が多いのは、平日で学校に通う時間帯においても、携帯電話を使う人が多いからに他ならない。

昨今でははじめて携帯電話に触れる年齢が年々低下している、早まっているとの観測もある。今後さらに10代において行為者率は上昇し、20代以上に多くの人が使うようになる時代もやってくるかもしれない。


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