年齢別の若者労働者の正社員・非正社員割合を男女別にグラフ化してみる(2014年)(最新)

2014/10/01 08:25

先行する記事【大卒正社員率は79.6%…学歴や年齢別の若者労働者の正社員・非正社員割合をグラフ化してみる(2014年)(最新)】において、厚生労働省が2014年9月25日に発表した、2013年時点における若年層の雇用実態を調査した結果「平成25年若年者雇用実態調査結果の概況」を基に、若年層の世代・学歴別における労働者の正規雇用率について検証した。今回はその記事の補てん版として、それぞれの世代における男女別に区分した上での正社員率を確認していくことにする(【発表リリース:平成25年若年者雇用実態調査の概況】)。

スポンサードリンク


今調査の調査要件、各種用語の意味については先行記事【若年労働者の割合などをグラフ化してみる】を参考のこと。

先行記事の通り、15-34歳までの若年層の労働者(現在在学していない人は除く)においては、全体で8割近く、20代以降はほぼ7割が正社員として働いている。

↑ 年齢階級・最終卒業学校、就業形態別若年労働者割合(調査時点で在学していない者のみ)(2013年)(再録)
↑ 年齢階級・最終卒業学校、就業形態別若年労働者割合(調査時点で在学していない者のみ)(2013年)(再録)

正社員率が7割近く、見方を変えれば非正規社員率が3割強という値はかなり多いように見える。しかしこの値は男女込みのもので、その女性の多分は結婚をした上での兼業主婦で構成していることはすでに述べた通り。

そこで次に、世代別に加えて男女別で、正・非正規率を確認していくことにする。未婚・既婚の比率は無いものの、女性は兼業主婦によるところが大きいため、非正規率が上がる状況が良くわかる結果が出ている。

↑ 年齢階級・性別 就業形態別若年労働者割合(2013年)(調査時点で在学していない者のみ)
↑ 年齢階級・性別 就業形態別若年労働者割合(2013年)(調査時点で在学していない者のみ)

男性は概して歳が若いほど非正規社員率が高く、年上になるほどその値が減る。30代前半では正社員率は85.3%にも達することになる。20代後半で大きく正社員率が上昇するのは、大学(院)を卒業した人が正社員として就職するからだろう。

一方女性の場合、15歳から19歳において非正規社員率がもっとも高く61.8%となり、過半数どころか6割を超える。20代前半で大きく非正規社員率は下がるが、再びまたその値は増えていく。高卒・専門学校卒などで正規社員として入社するため20代前半では正社員率が跳ねるが、それ以降の年齢では結婚退職などで一度職を辞し、その後兼業主婦としてパートやアルバイトで働くものと考えられる。そして歳を経るほど非正規社員が増えるのは、結婚をして兼業主婦として働く人が増加するのによるものと考えれば道理は通る。

今件項目データでは未婚・既婚別の正社員率は無いが、30代前半の就業者においては、女性はほぼ半数が非正規社員なのに対し、男性は15%足らずに留まっている。この違いは女性の兼業主婦状態にあると見て良い。

先の記事でも記した通り、若年層全体(在学中の者除く)では正社員率は7割にも届かない。しかしその中身は多分に女性の兼業主婦化に伴い非正規社員率が押し上げられている、年齢と共に男性は非正規社員率は下がり、女性は上がっていくことを覚えておくべきだろう。


■関連記事:
【戦後の学歴別就職率の推移をグラフ化してみる(2013年)(最新)】
【大学生の就職状況をグラフ化してみる(2013年)(最新)】
【大学進学率をグラフ化してみる(2013年)(最新)】
【日本の学歴・年代別失業率をグラフ化してみる】
【大学生の就職・内定率動向】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー