シニア層 何をされるとムカつくか トップを行くのはアレと呼ばれる

2014/09/25 14:38

中堅層から高齢者にとって世間一般から必要以上にお年寄り扱いされることは、嬉しい反面シャクに触ることもある。それがたとえ相手側に悪気が無くても、だ(そして大抵はその通り、相手に悪気など無い)。そのすれ違いがトラブルを招くことも少なくない。それでは具体的にどのような行為がかんにさわるのだろうか。ソニー生命保険が2014年9月11日に発表した、50代から70代の男女に対して行った生活意識調査の報告書「シニアの生活意識調査2014」から確認していくことにする(【発表リリース:シニアの生活意識調査 2014】)。

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今調査は2014年7月11日から13日に渡ってインターネット経由で50歳から79歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000件。男女比・世代構成比(50代と60代+70代)は均等割り当て。

調査対象母集団に「このような対応をされると、たとえ相手に悪気が無くても、いい気がしないこと」に該当する事案に関して、複数回答で答えてもらった結果が次のグラフ。もっとも多くの人が同意を示した具体的項目は「家族以外から『おじいちゃん・おばあちゃん』と呼ばれる」ことだった。21.2%の人が同意を示している。またほぼ同率で「『高齢者』と自分達を年齢でひとくくりにされる」ことにも反発を覚えている。

↑ 相手に悪気がなくても、されるといい気がしないこと(複数回答)
↑ 相手に悪気がなくても、されるといい気がしないこと(複数回答)

第三者から高齢者として扱われることを嫌っているようすがうかがえる。自分自身では薄々、あるいは明確にその事実を認識していても、それを改めて他人から指摘されることに抵抗を覚えるのだろう。「言われなくても分かっている」というところか。あるいは認識し、同時に気にしていたことを指摘されたようで(無論相手側にはその意図はない)、それがシャクにさわると考えれば道理は通る。

単なる呼び方だけでなく、対応においても気に留めてしまう人も多い。「会話の際に小さい子供と話すかのように話される」「『シニア向け』『高齢者向け』と書かれた商品・サービスを勧められる」が15%近くでほぼ同列。現実を再認識させられる、自分はまだ若いつもりでいたが相手はそのように受け取っていないことを知ってしまう、内心の想いはさまざまだが、多分に相手側の親切心が空振りするどころか逆作用を生み出すことになる。ある意味、悲劇ともいえる。この点では次に来る「必要のない介護グッズや便利グッズをプレゼントされる」も該当しよう。

意外に思う人も多いであろう回答が「電車やバスで座席を譲られる」。7.9%ではあるが、決して低い値では無い。ほぼ親切心からの行為が逆手に取られてしまうと、行為を成した側もがっくりしてしまうものだ。

「特になし」の回答が4割強あるのは幸いだが、今件設問で用意された選択肢は、「呼ばれ方」はともかく他の行為の多くは、相手の善意から発せられたもの。バランス感覚の難しさを再確認させられる話ではある。


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