高齢者人口3186万人で過去最多、総人口比は1/4に(2013年・敬老の日)

2013/09/16 10:00

総務省統計局は2013年9月15日、翌日の9月16日に敬老の日を迎えるにあたり、各種統計から見た日本の高齢者動向をまとめたレポートを発表した。その内容によれば日本の65歳以上(高齢者)の人口は2013年9月15日時点で3186万人となり、総人口比は25.0%となることが分かった。総人口に占める割合が1/4に達したのははじめてのこと。「団塊の世代」が高齢者入りをはじめ、急速な伸びを示しており、統計局側ではしばらくはこの状況が続くと予想している(【発表リリース:統計トピックスNo.72 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)−「敬老の日」にちなんで−】)。

スポンサードリンク



↑ 高齢者人口推移(万人)(1947-2013年、人口推計、10月1日時点、2012-2013年のみ9月15日時点)


↑ 高齢者の総人口比率推移(-2013年)

今レポートは人口推計や国勢調査など、総務省統計局収録の各種データを精査分析したもの。それによれば2013年9月15日時点で高齢者人口は3186万人。前年同日の3074万人から112万人も増加している。これは「団塊の世代」(1947年から1949年生まれ、第一次ベビーブーム期)のうち1948年(昭和23年)生まれの人が高齢者層に仲間入りしたのが原因。

また2013年においては総人口に占める高齢者の割合が、はじめて25.0%に達し、「4人に1人が高齢者の時代」が到来したことになる。

今レポートでは他にも各種統計結果から、高齢者の動向が多彩な切り口で語られている。概要をまとめると次の通りとなる。

・東京都、大阪府、福島県で他地域への転出増加。埼玉県、千葉県、神奈川県で転入増加。被災地域や大都市圏からの流出、都市近郊への流入傾向が続く。

・高齢者の就業率は男性27.9%、女性13.2%。男女とも前年から増加。そのうち非正規社員率は約5割(役員込みで算出)。

・東日本大震災で仕事への直接の影響があった高齢者は被災三県在住者で10万2000人、それ以外で28万1000人。そのうち離職者はそれぞれ1万1000人、9000人。

・世帯全体と比較すると高齢者世帯では保険医療費や交際費が高め。

・高齢者世帯でもインターネットを利用した支出総額が増加中。10年間で3.5倍、直近データの2012年では年間2万円近く。

などとなっている。

「団塊の世代」の高齢者層入りは2014年まで続くため、高齢者人口、総人口に占める高齢者の比率は、来年まで加速することになる。もっともそれ以降も純増することに違いは無く、今回の発表では2025年には総人口比で3割を超えることになると予想している。3割といえば、50人が住まうマンションには15人の高齢者が居る計算になる。

今後行政各管轄においては、高齢化による社会構造の変化を十分考慮した上で、一歩、二歩、三歩先の施策を打ち出していく必要がある。問題が発生してからでは遅い。現時点でこのような推測が出ている以上、早期の挙動が求められよう。


■関連記事:
【半世紀で首都圏では高齢者数が8割増・地域別高齢者人口推移をグラフ化してみる】
【国連予想による日本の2100年までの人口推移をグラフ化してみる(最新)】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー