子育て燃え尽き症候群から逃れるために

2014/10/16 15:29

子供が生まれ育児が必要となると、特に女性は多忙な日々を迎えることになる。通常の家事の作業量が増えるのに加え、育児がそこに加わり、消費されるリソースは増える。兼業主婦で職についているのならなおさらで、家事・育児と仕事にはさまれ、責任感やストレスで精神的に追い詰められてしまうこともある。この情緒不安定な状況はたとえ本人が隠していても多分に子供にも伝わるものであるし、さらには体現化し、自分自身に、あるいは子供に向けられることもある。【アメリカ小児学会(AAP、the American Academy of Pediatrics)】【HealthDay】を介し、主婦に起きうるこの現象(いわゆる「子育て燃え尽き症候群」)を避けるためのアドバイスを施している。

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・日中は家事や育児ばかりに集中することなく、意図的に数回の休み時間的なものを採ってリラックスするように心がける。そして目を休め、深呼吸をして、ストレスを和らげるようにする。

・仕事を終えて帰路に就く最中に、気持ちや活力を向上させる方法を見つけ、それを実践する。

・例えば夕食について、週に2、3回は中食を用いるなどして、家事の手間を少しでも軽くする工夫をする。

・家族にも積極的に家事を手伝ってもらい、負担が軽くなるような配慮をお願いする。

・平日にすべての家事や育児を終わらせると無理が生じ兼ねない。繰り延べできるものは繰り延べし、(仕事の無い)週末にまとめて手掛けるようにする。

・静かな場所を選んで散歩をしたり、読書をしたり、トレーニングジムなどを利用して軽く汗を流すなど、時間が取れる週末に、自分だけの時間を設けて心身ともにリラックスに励む。

今件はアメリカの状況に対するAAPによるアドバイスだが、兼業主婦率が上昇の一途をたどっている日本でも多分に通用する話ではある。コンビニで中食需要が増え、またプライベートブランドの充実が著しいのも、一人身暮らし世帯が増加しているのと共に、夫婦世帯における中食需要の拡大が一因であることを考えると、アドバイスの適切さを改めて実感できる。

また家族の助力で妻の負担を減らすという考えも、非常に重要なものとなる。育児はとても負担の重い行為で、一人で何もかもこなそうとすると、そのプレッシャーに潰されかねない。夫、さらには子供達と共に励むことで、その負荷を共有し、負担は随分と軽くなる。さらに家族の一体感まで得られるというオマケまでついてくる。

さらにAAPのアドバイスでは記されていないが、信頼のおける子育て系コミュニティにチェックを入れて、情報や意識の共有を果たすことで、孤立感を避け、追い詰められているという心境から逃れることもできる。実際に役立つ情報も得ることが出来よう。


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