FacebookとツイッターとTumblrと…世界のソーシャルメディアシェア事情(2014年)

2014/08/28 14:30

スマートフォンの普及と共に一挙に浸透スピードを加速化させた感のあるソーシャルメディア。人と人との情報の結びつきにおける概念を一変させ、インターネット内における情報革命の旗振り役と表現しても良い立ち位置を占めている。その利用状況、シェア情勢について、総務省が2014年7月15日に公開した、最新版となる【情報通信白書】の公開情報を基に、現状を確認していくことにする。

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次のグラフは海外のアクセス解析サービスのStatCounter GlobalStatsのアクセス解析を元にした、主要ソーシャルメディアのシェア推移。LINEをはじめとした昨今急速に利用性向が高まりを見せているチャット(メッセージ)アプリ系は、インターフェイスなどの点でソーシャルメディアと似通うところがあるものの、今件には含まれていない。一方でソーシャルブックマークの類(redditなど)は該当すると判断されており、やや区分そのものに曖昧さが見受けられる。

さらにいえばアクセス解析のデータを基にしたシェアであることから、そのサービスを利用している・していない地域により偏りが生じる場面もある。特に特定地域・国のみで大いに浸透しているソーシャルメディアは反映されにくい。例えばVKontakteは今件グラフでは1%未満でしかないが、ロシア国内では大いに利用されていることに違いは無い。

↑ 世界のソーシャルメディアのシェア(パソコン)
↑ 世界のソーシャルメディアのシェア(パソコン)

他サービスの成長などでやや上下があるものの、Facebookの圧倒感は相変わらずで、安定牌的な感はある。一方で以前大きなシェアを得ていたStumbleUpon(ソーシャルブックマークとソーシャルメディアの融合的なサービス。オススメサイトの情報交換をビジュアル的に行える)は次第に本格的なソーシャルメディアにその座を追われているように見える。ビジュアル的なオススメという点ではむしろTumblrの伸びが印象的なのと、Pinterestの安定感が目に留まる。

これがモバイルとなると、少々状況は変化する。より寡占的に、と表現すべきか。

↑ 世界のソーシャルメディアのシェア(モバイル)
↑ 世界のソーシャルメディアのシェア(モバイル)

Facebookが過半数のシェアを確保しているのはパソコンと変わらない。またStumbleUponがシェアを急速に縮小している状況も同様。一方でツイッターとPinterestがパソコン以上に大きく躍進しており、昨今ではこの3サービスでモバイル経由のソーシャルメディアのほとんどを占めていることが分かる。ツイッターはその短文による情報のやり取りのし易さ(まさに「つぶやく」状況)、Pinterestはスマートフォンによる画像取得・公開という特性との相性の良さが、シェアを押し広げたものと考えれば道理は通る。逆にTumblrなどはパソコンのような大画面で閲覧して興味のある部分を引用・利用する特性から、モバイルではあまり使われないのだろう。

冒頭でも触れているが今件はあくまでも1つアクセス解析のデータを基に算出されたもので、地域による特性が反映されていない事例が多数ある。ソーシャルメディアの浸透そのものはどの国でも同じように急速に進んでいるものの、その内情については国別の特性が大きく出る。例えば日本なら数年前まではmixiが最大の利用者率を誇っていたのが好例である。またアメリカでもFacebookの躍進前はMySpaceが優勢だった時期もあった。

今件は大よそ、というレベルで世界規模における、特に西側諸国におけるソーシャルメディアの利用性向を推し量る意味での資料として把握するのが無難だろう。


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