農産品が相場安だが食料品が堅調…2020年2月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス4.1%

2020/03/24 14:52

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2020-0324チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2020年3月24日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2020年2月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2020年2月は平年よりも気温が高めで推移したことで衣料品の季節物の動きが鈍かったものの、住関品はまずまずの動きを示し、食料品が好調に推移したことから、結果として売上総額の前年同月比はプラス4.1%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の55社・10548店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で7店舗増、前年同月比で29店舗増加している。売場面積は前年同月比96.7%となり、3.3%の減少。売場面積あたりの売上額は前年同月比でプラス1.8%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で算出されている。

■総販売額……9376億2117万円(前年同月比104.1%、△4.1%)

・食料品部門……構成比:69.4%(前年同月比105.8%、△5.8%)

・衣料品部門……構成比:5.5%(前年同月比96.1%、▲3.9%)

・住関品部門……構成比:19.1%(前年同月比101.6%、△1.6%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比108.7%、△8.7%)

・その他…………構成比:5.8%(前年同月比100.8%、△0.8%)

※販売金額には消費税額は含まず

平年に比べて
気温が高く
衣料品の季節物が伸び悩む。
食料品は農産品が相場安だが
全体的には好調で全体をけん引。
農産品は白菜、トマト、きゅうり、なす、長いも、ほうれん草、にら、カット野菜などの動きはよかったが、キャベツ、人参、ブロッコリーなどの動きは鈍かった。果物ではバナナ、アボカド、パイナップル、グレープフルーツ、カットフルーツなどの動きはよかったものの、りんご、いちご、みかん、ぶどうなどが不調。 無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜はよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。

畜産物は鶏肉、牛肉、豚肉ともに好調。鶏卵も加工肉も好調。精肉の好調さに関しては堅調さが続いており、消費性向的に肉食へのシフトが起きていると考えられる。

水産品は刺身盛り合わせ、まぐろ、サーモン、ぶり、うなぎ、しらす、海藻類などの動きはよかったが、丸物、かつお、エビ、牡蠣、たらなどの動きはいまいち。惣菜は温惣菜では揚げ物、焼き物、中華、スナック類が好調。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調で、弁当、寿司の動きもよかった。その他の食品では米、飲料、機能性ヨーグルト、乳酸菌飲料、冷凍食品、納豆、即席米飯、インスタントラーメン、カレー類、パスタ、佃煮などは好調だったが、パン類、麺類、梅干、スープ類、チョコレートなどの動きは鈍かった。

衣料品ではハーフコート、クルーセーター、トレーナー、トップス、ボトム、ジャケット、ブラウス、ニット、長袖シャツ、アウターなどが堅調。スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツ、アウター、カジュアルシャツ、ポロシャツ、フォーマル、カットソー、レギンスなどが軟調。やはり冬物の軟調さが目立つ。住関品では日用雑貨品はペーパー類、紙おむつ、キッチン用品、洗濯・清掃用品、卓上ガスコンロ、エコバッグ、フライパン、タオルなどの動きは好調だが、ランドセル、ステンレスボトル、弁当箱、バス・トイレ用品、男児・女児玩具、文具、たばこ、スリッパなどが伸び悩み。家電製品では空気清浄機、炊飯器、照明器具、乾電池が堅調だが、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビ・レコーダー、調理家電などの動きは鈍い。医薬・化粧品では医薬品、台所洗剤、フェイスケア、ウィック、除菌剤、ウェットティッシュ、衛生用品、ハンドソープ、マスクなどの動きがよく、新型コロナウイルス関連の品が動いているようすがうかがえる。

「その他」項目は前回月から転じる形で堅調さを見せ、プラス0.8%。サービスもプラス8.7%と好調。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われているのが実情で、そのような状況下でのマイナスとなった。

今回月となる2月は1月に続き暖冬感の強い月となり、特に衣料品で季節物が伸び悩む形となっている。他方、医薬・化粧品で動きが確認できるが、新型コロナウイルスによる影響が大きく生じており、結果としては売上が大きくけん引された形となった。3月も同様にプラスの影響をもたらす形となるだろうか。


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