食料品は軟調、衣料品・住関品ともに外出需要や季節動向で好調…2022年10月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス1.6%

2022/11/24 14:28

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2022-1124チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の業界団体である【日本チェーンストア協会】は2022年11月24日付で同協会公式サイトにおいて、チェーンストアの2022年10月度分販売統計速報(月報)を発表した。その内容によると2022年10月は新型コロナウイルスの新規感染者は下げ止まりの傾向にあったものの、外出機会が増えたため内食化は減少し食料品の動きは鈍かったが、衣料品や住関品は外出機会の増加でや気温の低下で動きは堅調となった。結果として、売上総額の前年同月比はプラス1.6%(店舗調整後)を示す形となった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の56社・10706店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は前回月比で27店舗減少、前年同月比で1153店舗減少している。売場面積は前年同月比90.1%となり、9.9%の減少。売場面積あたりの売上額は前年同月比でプラス12.5%を示す形となった。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値を示している。数字はすべて店舗調整後(いわゆる「既存店」)。店舗の増減が売上に反映され、各店舗の実態を確認する際に状況が困難にならないよう、昨年同月の時点では存在していない店舗の分を除いた値で算出されている。

■総販売額……1兆1025億6685万円(前年同月比101.6%、△1.6%)

・食料品部門……構成比:69.5%(前年同月比100.7%、△0.7%)

・衣料品部門……構成比:6.0%(前年同月比108.9%、△8.9%)

・住関品部門……構成比:18.6%(前年同月比109.8%、△9.8%)

・サービス部門…構成比:0.2%(前年同月比102.6%、△2.6%)

・その他…………構成比:5.7%(前年同月比84.5%、▲15.5%)

※販売金額には消費税額は含まず

内食需要トントン。
衣料品と住関品は
外出需要や気温低下で
堅調に。
農産品は白菜、人参、大根、玉ねぎ、長ねぎ、トマト、ミニトマト、さつま芋、きのこ類などの動きはよかったが、キャベツ、レタス、きゅうりなどが不調。果物では梨、りんご、バナナ、カットフルーツなどの動きはよかったが、柿、みかん、ぶどう、キウィフルーツ、シトラスなどが軟調。無駄を省く、手間をかけずに使えるカット系のセットは昨今のトレンドではあるが、個別商品の相場が高い時にはとりわけ人気が出る。そして相場安で農産品が不調な時にもカット野菜やカットサラダ、カットフルーツはよく動いており、野菜の相場動向を問わずに需要が高まっている感はある。最近は色々な野菜の組み合せをすることで種類も多様になっている。

畜産物は牛肉は不調だったが豚肉と鶏肉は堅調。鶏卵と加工肉はそこそこ。精肉の好調さに関しては堅調さが続いており、消費性向的に肉食へのシフトが起きていると考えられる。

水産品は乳酸菌飲料、食用油、冷凍食品、ヨーグルト、冷凍野菜、鍋つゆ類、パスタ類、麺類、粉類、おでん商材、豆腐、練製品、缶・瓶詰、和菓子、半生菓子、銘店ギフトなどの動きはよかったが、刺身盛合わせ、まぐろ、たこ、ぶり、いか、サーモン、魚卵、あさりなどの動きはいまいち。惣菜では温惣菜は、温惣菜は、揚げ物、中華、焼き鳥、焼き魚は好調。要冷惣菜は、和惣菜は堅調だったが、洋惣菜の動きは軟調。弁当、寿司は堅調。その他の食品では乳酸菌飲料、食用油、冷凍食品、ヨーグルト、冷凍野菜、鍋つゆ類、パスタ類、麺類、粉類、おでん商材、豆腐、練製品、缶・瓶詰、和菓子、半生菓子、銘店ギフトなどは好調だったが、米、飲料、乳製品、アイスクリーム、シリアル、和風調味料、インスタントコーヒー、米菓、納豆、漬物、酒類は鈍かった。

衣料品ではスーツ、セットアップ、フォーマル、ジャケット、スラックス、長袖ドレスシャツ、ニットベスト、カジュアルシャツ、ポロシャツ、コート、パンツ、セーター、カーディガン、ニットなどが堅調。

住関品では日用雑貨品はカードゲーム、TVゲーム、ペーパー類、ウェットティッシュ、弁当箱、行楽用品、キッチン用品、子供用おむつ、ごみ袋、たばこなどの動きは好調だが、食器類、ステンレスボトル、ラップ・ホイル類、フライパン、文具、書籍・雑誌などが伸び悩み。家電製品では暖房家電、洗濯機、炊飯器、空気清浄機、乾電池、電球などが堅調だが、クリーナー、調理家電などの動きは鈍い。医薬・化粧品は、風邪薬、カウンセリング化粧品、抗原検査キット、メイクアップ、オーラルケア、衣料用液体洗剤・柔軟剤、防虫剤、カイロなどの動きがよく、シャンプー・リンス、ヘアケア、入浴剤、衣料用粉洗剤、住居用洗剤、芳香消臭剤、マスク、殺虫剤は軟調。

「その他」項目は前回月から転じる形で軟調さを見せ、マイナス15.5%。サービスはプラス2.6%と堅調。サービスは旅行関係やチケット販売などが他の業種(多分にインターネット経由やコンビニ販売だろう)に奪われているのが実情だが、それでも今回月は奮闘したようだ。

次回月となる11月は10月同様に新型コロナウイルスの流行という特殊要因があり、新規感染者数は増加に転じており、平時と比べれば人々の行動意欲は頭を押さえらている。食料品は前年同月の影響もあって軟調かそこそこ、衣料品や住関品はそれなりの値を示すかもしれない。


↑ 今件記事のダイジェストニュース動画。併せてご視聴いただければ幸いである



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