喫煙率は男性31.1%・女性9.5%、男性は若年層、女性は中堅層まで高め(最新)

2017/07/10 05:01

2017-0709厚生労働省が2017年6月27日に発表した平成28年版(2016年版)となる「国民生活基礎調査の概況」では、多方面から日本国内の生活様式が調査され、その結果が公開されている。特に2016年分は3年おきに行われる大規模調査の回となるため、健康面でのデータも取得できる。そこで今回は他調査の結果でもしばしば取り上げられる喫煙率について、性別・世代別を精査し、その現状を探ることにする(【発表ページ:平成28年 国民生活基礎調査の概況】)。

スポンサードリンク


今調査の調査要件及び注意事項は、今調査に関する先行記事の【平均世帯人員と世帯数推移をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのは男女別、そして年齢階層別の喫煙率。例えば男性で20-24歳では27.1%との値が出ているが、これは20歳から24歳の男性全体のうち27.1%が喫煙していることを意味する。厳密には今調査では喫煙に関して「毎日吸っている」「時々吸う日がある」「以前は吸っていたが1か月以上吸っていない」「吸わない」「不詳」の選択肢が用意されており、そのうち「毎日吸っている」「時々吸う日がある」の2選択肢を合算して算出している。つまり「回答時点で喫煙している人」の割合である。

↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(男性)
↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(男性)

↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(女性)
↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(女性)

男性は全体では31.1%、女性は9.5%となり、男女間の喫煙率は大よそ3倍の違いが生じている。一方で年齢階層別動向を見ると、男性は30代後半をピークとし、以降すこしずつ減退、定年退職前後から減少率が大きくなるのに対し、女性は40代前半をピークとするが、それ以降も減少状況はゆるやかでほぼ均一な動き。男女間で増減傾向に大きな差異が生じているのが興味深い。

男女それぞれで大きく減るタイミングから推測すると、日常生活の上で多忙感を覚える機会が少なくなると、喫煙率も減り始める感はある。具体的には男性は退職後、女性は子育てを終えて子供が独り立ちをするあたりだろう。実際にたばこを止めた原因の質問は無いので確証は持てないが、喫煙率が大きく減るタイミングで、喫煙者に占める毎日喫煙する人の割合も減る傾向を示していることから、禁煙・減煙が同時期に生じており、たばこが求められる機会が減っていることが推測できる。

蛇足な感は否めないが、男女の値を被せたのが次のグラフ。さらに女性の喫煙率が男性の喫煙率の何%に当たるかを試算したグラフも併記する。

↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)
↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)

↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(男性の喫煙率に対する女性の喫煙率の割合)
↑ 喫煙率(国民生活基礎調査、2016年)(男性の喫煙率に対する女性の喫煙率の割合)

男性と女性で喫煙率のピークが異なること、減退の仕方の違いなどがよく把握できる。喫煙の理由は多種多様、人それぞれだが、男性が30代後半、女性が40代前半でもっとも高い値を示している状況を見るに、ストレス解消の面も多分にあるのだろうなと再確認させられる次第ではある。


■関連記事:
【年齢階層別成人喫煙率をグラフ化してみる】
【喫煙率が一番高いのは何県だろうか】
【アメリカ合衆国の喫煙率推移をグラフ化してみる】
【アメリカ合衆国の喫煙状況をグラフ化してみる】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー