表紙や付録で底上げする雑誌も…諸種雑誌部数動向(2020年1-3月)

2020/06/06 05:20

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2020-0604小規模・個人経営の書店が経営者の高齢化、インターネット通販の普及、高収益を見込める雑誌の売れ行き減少、少子化に伴う顧客減少で閉店した上で他業種店舗、あるいは一般住宅への改装が相次ぎ、それとともに雑誌などの供給場として注目を集めるようになったのがコンビニエンスストア。しかし、雑誌の集客効果は媒体力の下落とともに落ち、コンビニでもその領域と取り扱い雑誌数は減っていく。雑誌コーナーは縮小され、その場にはイートインコーナーや電子マネーの販売スタンドなど、時代の需要にマッチした設備が配されていく。大型書店も最近は減少傾向にあり、雑誌を店舗で手に取り吟味する機会は減り、雑誌業界そのものも元気を無くしつつある。このような状況の中で、各分野の雑誌のうち一部ではあるが、複数の分野に関し、社団法人日本雑誌協会が2020年5月28日付で発表した「印刷証明付き部数」の最新値から、雑誌の部数における「前年同期比」を算出し、その推移を確認していくことにする。

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対象雑誌の前年同期比でプラス誌は1誌のみ…一般週刊誌


データの取得場所の解説や「印刷証明付部数」など用語が意味するもの、諸般注意事項、類似記事のバックナンバーは一連の記事をまとめ収録した【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】にある。詳しくはそちらを参照のこと。

まずは一般週刊誌のジャンルに該当する雑誌。写真を中心に記事を展開する、いわゆる写真週刊誌も含む。

↑ 印刷証明付き部数変化率(一般週刊誌、前年同期比)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(一般週刊誌、前年同期比)(2020年1-3月)

↑ 印刷証明付き部数(一般週刊誌、万部)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数(一般週刊誌、万部)(2020年1-3月)

今期では幸いにも脱落・追加雑誌は無し。また、印刷証明付き部数を収録している雑誌に限定しているとはいえ、最低でも10万部の印刷部数は確保されている…との言い回しがしばらく前まではテンプレート化されていたが、まず「サンデー毎日」が10万部を割り込んでしまい、その状態が今期も継続している。そして「AERA」も「10万部割れ倶楽部」の仲間入りに。特に「AERA」の衰亡ぶりは著しく、部数がほぼ一直線に減っている状態だった。

↑ 印刷証明付き部数(AERA、部)
↑ 印刷証明付き部数(AERA、部)

今期ではイレギュラー的な増加が確認できるが、該当期の発行誌を確認する限りでは、草剛氏や堂本光一氏のような人気タレントを相次ぎ表紙に抜擢したことが功を奏したように見える。

それ以外の雑誌は、前期までは10万部割れはかろうじて生じていなかった。ところが今期では「SPA!」が10万部を大きく割り込み、「10万部割れ倶楽部」への入会を果たしてしまう。

↑ 印刷証明付き部数(SPA!、部)
↑ 印刷証明付き部数(SPA!、部)

グラフから見た部数動向の限りでは、10万部を最終防衛ライン的な位置づけとして、ギリギリながらも部数を維持していた感じではあったが、この数期は微妙に前期比でマイナスを示し続け、危うい感はあった。今期では何かイレギュラーがあったかのような動きを見せ、ストンと部数が落ち、10万部を割り込む形となる。新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛などの流れで、週刊誌の動きが鈍くなったのが原因かもしれない。

前年同期比でプラス領域にあるのは「AERA」1誌のみで、それ以外は全誌がマイナス。誤差領域(5%幅)を超えての下げ幅を示しているのはそのうち8誌。あまりよい状況とは言い難い。かつては新聞同様、電車やバスなどの通勤・通学時の合間には欠かせない存在だった一般週刊誌も、その需要は確実にスマートフォンなどに奪われ、肩身の狭い想いをしている、さらに継続的なプレッシャーを受けていると見てよいだろう。ただし先行記事で言及の通り、少なからずは同時に電子雑誌版も刊行しており、その値は今件では勘案されていないため、そちらに読者を奪われている(=雑誌としてのコンテンツ力・訴求力は失われていない)可能性は否定できない。

昨今何かと世間を騒がせている「週刊文春」だが、前年同期比でマイナス7.5%、参考までに前期比を算出するとマイナス3.2%。よい状況とは言い難い。絶対部数の多さに支えられてはいるものの、中長期的な低迷感の中にあることは否定できない。

↑ 印刷証明付き部数(週刊文春、部)
↑ 印刷証明付き部数(週刊文春、部)

↑ 印刷証明付き部数(週刊文春、万部)(過去5年間)
↑ 印刷証明付き部数(週刊文春、万部)(過去5年間)

部数はゆるやかな下落傾向が継続している。昨今の動向はある意味、低迷のテコ入れ的な活動との解釈もできよう。

大きく落ち込んだ雑誌のラインアップを再確認すると、「週刊文春」「週刊新潮」「サンデー毎日」といった、男性向けの大衆誌、あるいはゴシップ系雑誌が多分におよぶ。似通った内容に個性を出しにくくなってしまったのか、あるいは対象年齢階層の趣向そのものに変化が生じているのかもしれない。また写真を記事構成のメインとする「FLASH」「FRIDAY」も減少度合いが著しい。速報性が高くビジュアルも豊富なスマートフォン経由のニュースの方が、価値は高いとの認識による結果だろうか。

全部マイナス…育児系など


続いて育児系雑誌。育児系雑誌では「エデュー(edu)」の休刊による脱落後に、祥伝社の「ニナーズ(nina's)」を新たに「動向を追いかける該当誌として」加えていた。同誌は10代後半向けの女性ファッション雑誌「ジッパー(Zipper)」の増刊として発行されたものが元となった主婦向けのライフ&ファッション誌。2005年12月からの創刊されている、偶数月発売の隔月誌。印刷証明付き部数のデータベースでは「マタニティ・育児誌」に区分され、部数は2016年7-9月期分から公開されていた。

ところが同誌は2018年12月7日発売の1月号をもって休刊してしまう。休刊理由は「情報ツールが多様に変化する中、媒体のあり方を見直すことにした」とのこと。紙媒体版の基幹誌には終止符を打つものの、今後はウェブ版を基幹とし、ムックや書籍などから情報展開を行うとのこと。当然印刷証明付き部数も2018年10-12月期から非公開に。

そして2019年1-3月期では「PHPのびのび子育て」が非公開化した。雑誌そのものは現在でも刊行中だが、同じPHP研究所のビジネス系雑誌「THE21」が同じタイミングで非公開化されていることから、出版社単位における方針転換があったのかもしれない。

結果として精査対象誌は現状では6誌となるわけだが、前年同期比では全誌がマイナス、しかも全誌が誤差領域を超えた大きなマイナス圏との結果となった。

↑ 印刷証明付き部数変化率(育児系雑誌、前年同期比)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(育児系雑誌、前年同期比)(2020年1-3月)

↑ 印刷証明付き部数(育児系雑誌、万部)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数(育児系雑誌、万部)(2020年1-3月)

少子化は育児系分野の市場縮小の一要因。しかしその市場動向の多くは子供の人数の減り方をはるかに超えるスピードで縮小している。そして核家族化などを考慮すれば、口頭伝達の教え手となる祖父母が身近にいる育児世帯は数を減らしていき、育児情報の需要は増えることから、切り口次第ではチャンスは多い。もちろん同時に主婦層にもインターネット、中でもスマートフォンやタブレット型端末の普及が進み、子育て層に向けた情報・コミュニティサービスの利用者も増えており、それらのライバルが多い中で雑誌ならではの提案が求められる。例えば蓄積性、専門性、正確性、実物品の提供などが思い浮かぶ。

最大の下げ幅を記録した「ひよこクラブ」は月刊の育児系専門誌。0か月から2歳児までの子供を持つ保護者を対象とした雑誌となっている。

↑ 印刷証明付き部数(ひよこクラブ、部)
↑ 印刷証明付き部数(ひよこクラブ、部)

育児の情報は目まぐるしい変化を見せる。その変化に対応し逐次新しい情報を提供し育児をサポートする観点では、この類の専門誌は欠かせない存在に違いない。実際、購読者の反応も好印象のものが多いのだが、部数はその評判に連動しない動きが続いている。

「初めてのたまごクラブ」は要注目。

↑ 印刷証明付き部数(初めてのたまごクラブ、部)
↑ 印刷証明付き部数(初めてのたまごクラブ、部)

「初めてのたまごクラブ」は季刊誌で該当期間の発行誌は1誌。「妊娠がわかったばかりの『わからないこと』『不安なこと』を解消する情報をこの1冊にぎゅっとまとめました。医師監修の信頼できる情報満載で、あなたの妊娠生活を応援します」のコピーにある通り、不安を持つことの多い妊娠したばかりの女性にさまざまな観点から情報の提供を行っている、教本的な存在。通常版は電子版も展開し、またハンディサイズ版(B5変型判、内容は同じ。通常はA4判)も存在する。特別付録の母子手帳ポーチやマタニティマークストラップも嬉しいところ。

部数動向の限りでは2016年7-9月期で大きく上昇を示し、それ以降は安定した部数動向に移行している。何らかの方針転換があり、それが功を奏しているのだろうか。掲載情報への評価が極めて高いことから、口コミでよさが広まっているのかもしれない。ただ今期はやや部数の落ち込み方が急なだけに、心配せざるを得ない。

続いて食・料理・レシピ系雑誌。健康志向の高まり、一人暮らし世帯の増加、食の多様化に伴い、レシピや家事テクニックの情報需要は増加しているはずだが、インターネットの普及、料理系をはじめとする家事情報に関するサイトの乱立により、紙媒体の専門誌の立場は思わしく無い。

今ジャンルでは2018年7-9月期から「クックパッド プラス」が新たに部数公開誌として加わえていた。クックパッド監修・セブン&アイ出版の月刊誌で、「『仕事や家事で忙しくても快適に暮らしたい』と考える30代-40代女性に向けた『料理と暮らし』を提案する雑誌」というコンセプトによるもの。2018年9月1日に創刊されている。

ところがその次の期以降は今期も含め部数は非公開。2019年3月と4月の合併号で一度発行を休止し、2019年6月1日の夏号以降は季刊誌としての展開、さらに2019年12月2日売りの2020年冬号で一度休刊し、2020年6月27日発売予定の2020年夏号から不定期刊(年4回刊行予定)として発行すると発表している(【株式会社扶桑社より『cookpad plus』(クックパッド プラス)発行のお知らせ】)。

他方2019年4-6月期分の記事からは今ジャンルに「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」と「dancyu」が加わっている。「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」はテレビ朝日系列で放送されている料理番組で、トーク番組のような構成をしている。他方「dancyu」は美食探訪を取り上げるグルメ雑誌だが、調理に関する記事も多い。雑誌名は「男子厨房に入るべからず」が由来とのこと。

↑ 印刷証明付き部数変化率(食・料理・レシピ系、前年同期比)(2019年10-12月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(食・料理・レシピ系、前年同期比)(2019年10-12月)

今期では「レタスクラブ」「きょうの料理」がプラス。マイナスは5誌で誤差領域超えのマイナスは4誌、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」「オレンジページ」「栗原はるみ haru mi」「きょうの料理ビギナーズ」。

「レタスクラブ」は今期では前年同期比で誤差領域を超えたプラス9.3%という大きな部数増加を見せた。

↑ 印刷証明付き部数(レタスクラブ、部)
↑ 印刷証明付き部数(レタスクラブ、部)

「レタスクラブ」はグラフからも分かる通り、毎年10-12月期に付録のスヌーピー家計簿カレンダーによる特需が生じている。今期はその直後の期にあたり、前期比でマイナスを示しているが、前年同期比では大きなプラスに。ここ数年はてこ入れの10-12月期ですら前年同期比で落ち込みが続いていただけに、大きく評価できる結果ではある。

休刊相次ぐエリア情報誌


エリア情報誌。スマートフォンのGPS機能を活用して地図を確認しながら、さまざまな周辺環境の状況を確認していくのが当たり前となった昨今では、かじ取りが極めて難しい状態。

↑ 印刷証明付き部数変化率(エリア情報誌、前年同期比)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(エリア情報誌、前年同期比)(2020年1-3月)

↑ 印刷証明付き部数変化率(エリア情報誌、万部)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(エリア情報誌、万部)(2020年1-3月)

↑ 印刷証明付き部数(東京ウォーカー・関西ウォーカー、万部)
↑ 印刷証明付き部数(東京ウォーカー・関西ウォーカー、万部)

今期では【東京ウォーカー・横浜ウォーカー・九州ウォーカーが6月刊行分で休刊】にもある通り、「東京ウォーカー」「横浜ウォーカー」「九州ウォーカー」の3誌が2020年6月刊行分で休刊が決まったため、それらの部数も非公開化されてしまっている。結果として部数公開が続いているのは「東海ウォーカー」「関西ウォーカー」の2誌のみ。編集部側の説明によれば休刊は「生活者の行動様式の変化に伴い、デジタルシフトによる情報発信力の強化を図ることを考慮したもの」とのことだが、ベースプラットフォームとなる紙媒体の終焉という事態は、やはり悲しい結果に違いない。

特に「東京ウォーカー」は【崖っぷち「東京ウォーカー」は刷新で再起可能か?(読売新聞)】にもある通り、2018年11月号から大幅なリニューアルを図り、その結果として部数が伸びた時期もあっただけに、それから2年も経たずに休刊とは、やりきれないところもあろう。

残された「東海ウォーカー」「関西ウォーカー」が今後紙媒体としてどのような生き残り戦略を展開していくのか。そして部数動向はどのような動きを示すのか。注意深く見守りたいところではある。

愛玩動物として筆頭に挙げられる、犬と猫をテーマにしたペット専門誌「いぬのきもち」と「ねこのきもち」。書店での一般売りは無く、通販専用の雑誌。書店のレジでサンプルが配されていることが多く、その表紙からわきあがる愛らしさに惚れた人も多いはず。

↑ 印刷証明付き部数変化率(いぬのきもち・ねこのきもち、前年同期比)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数変化率(いぬのきもち・ねこのきもち、前年同期比)(2020年1-3月)

↑ 印刷証明付き部数(いぬのきもち・ねこのきもち、万部)
↑ 印刷証明付き部数(いぬのきもち・ねこのきもち、万部)

「いぬのきもち」「ねこのきもち」発行元のベネッセにおける大規模情報漏えい問題に絡み、部数を大きく減らした2014年からはすでに数年が経過している。「ねこのきもち」はほぼその時の下げを回復するレベルにまで復調し、その後の下落も緩やかなスピードだが、「いぬのきもち」はリバウンド後に失速し、さらに減少度合いは加速、2019年1-3月期を底にようやく回復の動きを見せるようになった程度。結果として犬猫で大きく異なる結果が出てしまっている。

以前【飼い犬・飼い猫の数の実情】でも伝えたように、関連団体による試算ではあるが、日本国内のペット数動向では犬が減少し猫は微増との結果が出ている。両誌の動向もそれに連動した動きと考えれば納得がいく。

直近では「いぬのきもち」が約6.7万部、「ねこのきもち」が約8.0万部。ペットとしての犬猫の需要にも浅からぬ関係があるだけに、大いに注目したい。

残るは一誌…幼稚園・小学生向け雑誌


最後に小学生向けなどの雑誌。「小学●年生」スタイルの雑誌は半年前の時点では「小学一年生」と「小学二年生」のみだった。かつて存在していた「小学三年生」などはすでに休刊。そして【小学二年生の休刊が公式に発表、残るは小学一年生のみ】でも伝えたが、2016年12月発売号をもって「小学二年生」が休刊となり、残りは「小学一年生」のみ。代替誌的な存在として「小学8年生」が不定期刊として発刊されているが、これは印刷証明付き部数の上で確認できていない。そこで幼稚園向けの雑誌も合わせての精査となる。

昨今では少子化に加え、競合的立場にある各種教材も含めた通信教育的なサービスが好評を博し、厳しい値が出るのが常だったのだが、「妖怪ウォッチ」特需が発生し、各誌とも大きくプラスを計上する期が続いた。しかしその特需も終わり、今はむしろその特需の反動期が到来している。

↑ 印刷証明付き部数(「小学●年生」シリーズ+α、前年同期比)(2020年1-3月)
↑ 印刷証明付き部数(「小学●年生」シリーズ+α、前年同期比)(2020年1-3月)

今期では「幼稚園」が誤差領域を大きく超えるプラス、それ以外は誤差領域を超えるマイナス。極端な結果が出ている。特に「幼稚園」は部数動向の上でも明らかに跳ねた動きを示している。これもひとえに毎号のように繰り出される話題性にあふれた付録によるものだろう。今期では「ニンテンドーLaboとのコラボによるポケモン3匹のペーパークラフト」「付属のモーターで実働するペーパークラフトのワニワニパニック」といずれもインターネット上でも大いに話題に上った付録達が名を連ねている。

↑ 印刷証明付き部数(幼稚園、万部)
↑ 印刷証明付き部数(幼稚園、万部)

婦人誌の一部が付録をメインとして大きなセールスを挙げている実情を見るに、子供向け雑誌が似たような方向性を示すのもあながち間違いとは言えまい。とはいえ、雑誌のかじ取りには十分な注意を払わないと、子供向けという主旨が揺らいでしまいかねないのは言うまでもない。もっとも子供向けとはいえ、実際に購入するのは大人である保護者のケースが多分な以上、大人にも気に入られる必要があることから、発想としては間違ってはいないとの解釈もできる。

なお「小学一年生」だが、具体的部数は8万7000部。過去の「小学●年生」シリーズの休刊に至った警戒部数となる5万部は上回っているが、毎年1-3月期は入学時期で部数が底上げされることから、単にその効果が出た結果に過ぎず、油断はならない状態に違いない。



今記事では多様なジャンルを網羅していることもあり、多様な変動が見受けられるが、複数か所で変化を覚えさせる流れが見受けられる。その流れは多様だが、中期的な方向性が見える動きなだけに、今後の動向には大いに注目したい。

元々一般雑誌の多くはすき間時間を埋めるために用いられることが多く、現在はスマートフォンに代表されるモバイル端末に役割を奪われている。駅売店の雑誌コーナーにおいて、言葉通り飛ぶように一般週刊誌が売れ、駅ホームなどのゴミ箱や電車内の棚に読み捨てられた多数の雑誌が目に留まる情景は、もはや過去のものとなっている。

他方、本文でも言及しているが、今ジャンルでも多分に電子化が行われており、電子版に読者が奪われたため、今件の紙媒体としての印刷部数が減っている可能性はある。単に紙媒体部数が減っているだけのか、雑誌そのものの訴求力が減っているのか、見極めが難しいのが実情ではある。

ともあれ今後はそれぞれの雑誌が自らの立ち位置を明確に分析し、得意な分野、手法で読者の需要をつかんで離さず、さらにその手を広範囲に広げる発想が求められよう。


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