若者の喫煙離れ、毎日吸う人も1日1箱が上限…年齢階層別喫煙動向をグラフ化してみる(JT発表)(最新)

2017/07/29 05:01

2017-0728JTは2017年7月27日に、2017年5月に同社が実施した「全国たばこ喫煙者率調査」の結果を発表し、日本における直近のたばこ喫煙状況を明らかにした。その内容によれば先に【2017年の全体喫煙率18.2%、男性3割切れ継続・女性は9%にまで減少(JT発表)】で詳細を伝えているが、2017年5月時点における日本国内の喫煙率は18.2%で、前年比では1.1%ポイントのマイナスとなった。男女別では男性が1.5%ポイント減少、女性は0.7%ポイントの減少。今記事では発表資料に添付されていた参考データをチェックし、同データから年齢階層別喫煙率や喫煙者の喫煙本数など、いくつかの視点で喫煙者の詳細を確認していくことにする。

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年齢階層別喫煙率、そして前年からの変化


今調査の調査要目は同調査の先行記事「2017年の全体喫煙率18.2%、男性3割切れ継続・女性は9%にまで減少(JT発表)」を参考のこと。

今回の調査結果は次の通り。

↑ 全国喫煙率(-2017年、JT発表)(再録)
↑ 全国喫煙率(-2017年、JT発表)(再録)

↑ 全国推定喫煙人口(-2017年、万人、JT発表)(再録)
↑ 全国推定喫煙人口(-2017年、万人、JT発表)(再録)

今件リリースには検証用・参考資料として、「年齢階層別喫煙者率」や「地域別喫煙者率」「喫煙本数」の3項目が記された資料ファイルが用意されている。今記事ではその中から「年齢階層別喫煙者率」「喫煙本数」に関して精査を行う。昨年の値も確認できるので、前年比を算出し、その動きも合わせて検証する。

まずは年齢階層別喫煙者率。

↑ 年齢階層別喫煙者率(2017年、JT)
↑ 年齢階層別喫煙者率(2017年、JT)

↑ 年齢階層別喫煙者率(2016年から2017年への変移、JT)
↑ 年齢階層別喫煙者率(2016年から2017年への変移、JT)

男性では20代で喫煙率は低め、30代以降はやや高めに移行する。そして仕事盛りの40代をピークとし、60歳以降は大きく値も落ちる。女性も20代は低めでそれ以降は上昇し、40代から50代をピークとして60歳以上は急激に落ちる。値そのものは大きく異なるが、傾向としては男性と似通っている。

去年からの変移を見ると、振れ幅に違いはあれど、男女ともに若年層ほど大きな減少、歳を経るに連れて減少幅は縮小している。特に男性20代から30代の下げ幅が著しい。これが全体値における大きな下げ幅に影響を与えたのだろう。他方男性では50代でわずかな増加が示され、多分に誤差の範囲ではあるが、壮齢層以降の喫煙離れがゆるやかなものであることを再認識させられる。

毎日吸う人の喫煙本数、女性は3/4箱程度、男性は40代以上で1箱近く


一方、「たばこは毎日吸う」と答えた人、つまり常喫煙者の、1日あたりにおける年齢階層別喫煙本数は次の通り。今資料では具体的な「喫煙者全体における、毎日喫煙者率」は記載されていないが、通常喫煙者は毎日喫煙するのが一般的なことから、ほぼ喫煙者全体の動向に等しいと見て良い。

↑ 年齢階層別平均喫煙本数(2017年、JT)(「毎日吸う」人限定)
↑ 年齢階層別平均喫煙本数(2017年、JT)(「毎日吸う」人限定)

↑ 年齢階層別平均喫煙本数(2016年から2017年への差異、JT)(「毎日吸う」人限定)
↑ 年齢階層別平均喫煙本数(2016年から2017年への差異、JT)(「毎日吸う」人限定)

男女とも20代がもっとも喫煙本数は少なく、歳を経るに連れて漸増する。そして喫煙率のように40代から50代がピークとなり、60歳以上では減退する(ただし女性は40代以降でほとんど変化なし)。また女性は全般的に男性と比べて喫煙本数はいくぶん少なめ。

女性はピーク時の40代以上でも1日1箱(20本)でずいぶんとあまる本数。しかし男性は40代以降はほぼ1箱を費やしてしまう。今値はあくまでも平均値ではあるが、毎日1箱のたばこの消費は、色々な面で負担となることは容易に想像ができる。

また昨年2016年分からの変移を見ると、大よその属性で減少している。女性は20代のイレギュラー的な値動きの影響で全体値の変化がプラスマイナスゼロとなっているが、動向的には減退傾向にあると見ても良いだろう。


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