900億円近くの買い超しに転じる…海外投資家、2週ぶりの買い超し(14/07/25)

2014/07/25 16:15

東京証券取引所は2014年7月25日付で、2014年7月14日から7月18日(7月第3週)分となる株式投資部門別売買状況を発表した。その内容によれば該当週に海外投資家が株を売った総額は5兆0704億7786万5000円なのに対し、買い総額は5兆1573億4267万9000円となり、差し引きで868億6481万4000円の買い超しとなった。これは先週から転じる形で2週ぶりの買い超しとなる。法人は買い超しを継続し、個人は売り超しに転じ、証券会社は売り超しに転じている(【東証:投資部門別売買状況の発表リリースページ】)。

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7月14日から7月18日における各部門別の売買動向は次の通りとなる。

・法人……6214億3543万4000円/6297億5729万6000円(83億2186万2000円買超)
・個人……2兆7765億4854万1000円/2兆6604億1423万4000円(1161億3430万7000円売超)
・海外投資家……5兆0704億7786万5000円/5兆1573億4267万9000円(868億6481万4000円買超)
・証券会社……1512億3264万1000円/1452億1258万1000円(60億2006万0000円売超)
(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、直近5週間における海外投資家の動向推移は次の通り。

6月16日-20日……2534億4602万9000円買超
6月23日-27日……813億4422万8000円売超
6月30日-7月4日……2795億6169万5000円買超
6月2日-6月6日……1563億9964万0000円売超
7月14日-18日……868億6481万4000円買超

今回計測週はフル営業日での市場開場のため5日間の営業日ではあったが、日米共に夏期休業の足音が聞こえる中で、出来高も大人しい状態での取引となった。また為替は幾分円安方向に動き、アメリカ市場も高めに推移し、穏やかな環境下の中で少しずつ盛り上がりを見せる……かと思いきや、週末に「ウクライナ地域でのマレーシア機撃墜事件」「イスラエル軍によるガザ地区での地上進攻」という2つの対外的、地政学的リスクが発生し、為替は円高、株価はリスク回避の動きで大幅安となる流れを示した。

海外投資家の動向も状況が読みにくいかたちとなったが、実際にはやや小粒ながらも買い超しに転じている。ここ数週間は一週間おきに買い超しと売り超しを行き来しており、不安定な状況、見方を変えれば方向感の定まらない流れの中にあることが分かる。

前回週末に大きな悪化を見せた地政学的リスクだが、現在進行週もその状況は改善を見せず、さらにイラクとシリアにおけるISIS問題も大きなものとなりつつある。地域的にも近しいところにあるだけに、連動する動きとなれば、さらに状況は厳しく、市場に与える(マイナスの)影響も大きなものとなるだろう。通常ならこの時期は閑散とした出来高の中で平穏な市場動向が常となるのだが、今年はあるいは騒がしいものとなるのかもしれない。


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