携帯電話での小中高校生のコミュニケーション事情(リアル友達編)

2014/08/02 14:00

携帯電話、特にスマートフォンの普及に伴い、コミュニケーションのスタイルは大きく様変わりすることになった。通話のみの、本当の意味での「携帯」電話ですら大きな変化のトリガーとなったが、インターネットが使えるようになり、スマートフォンで操作性が大きく向上した昨今の状況は、まさに「未来の世界」にシフトした感すらある。その未来的な世界で日常生活を営む子供達は、どのようなコミュニケーションを携帯電話(従来型、スマートフォン双方)で行っているのか。デジタルアーツが2014年7月14日に発表した調査結果から探ることにする(【発表リリース:≪未成年の携帯電話・スマートフォン使用実態調査≫小学校低学年の約7割が自分専用の端末を所有、女子高校生の約8割が望まないサイトが表示された経験あり】)。

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LINEが一番、通話が二番、そして続くは携帯メール


今調査は2014年6月20日から24日にかけて携帯電話(従来型・スマートフォンの少なくともいずれか一方)を持つ人に、インターネット経由で実施された。今件項目部分は小学生高学年・中学生・高学年の学校種類区分と男女区分で均等割り当てで行われており、有効回答数は618人。

現実の友達、例えば近所の幼馴染や学校の同級生など、直に会話を交わせる友達とのコミュニケーションにおいて、自分の手持ちの携帯電話を使う場合、どのようなアプリ・手段を用いるかを複数回答で尋ねたのが次のグラフ。例えばLINEは52.4%とあるので、調査対象母集団の過半数は自前の携帯電話でリアルな友達と連絡をする場合、LINEを用いている。

この値は友達との交流がこれのみに限定されることを意味しない点に注意。当然、直に面と向かって会話を交わすこともある。あくまでも今件は携帯電話を使った場合に限られている。

↑ 現実の友達とのコミュニケーション(小学校高学年-高校生)
↑ 現実の友達とのコミュニケーション(小学校高学年-高校生)

LINE、電話(通話)、携帯メール。この3本柱が携帯電話を使った子供達におけるコミュニケーションのメインルートとなる。通話と携帯メールは汎用的、元から携帯電話に実装されているものだが、それらをも超えてLINEという1サービスが上位に位置するあたり、同サービスの普及浸透ぶりがうかがえる。

次いでTwitter、Skypeが続き、Facebook、mixiが並ぶ。携帯電話は持っているが連絡はしないなどの意見も1割強見られる。防犯目的などで持たされており、友達同士の交流に使うことを禁じられている事例も多分にあるのだろう。

男女・学年別で手段を見ると……


これを男女別にして、さらに学校区分で見たのが次のグラフ。

↑ 現実の友達とのコミュニケーション(男子、学校別)(上位陣)
↑ 現実の友達とのコミュニケーション(男子、学校別)(上位陣)

↑ 現実の友達とのコミュニケーション(女子、学校別)(上位陣)
↑ 現実の友達とのコミュニケーション(女子、学校別)(上位陣)

まず目に留まるのがLINEの普及ぶり。他の調査でも同様の結果は出ているが、特に女子の利用率が高い。中学生ですでに6割近く、高校生では9割を超えている。通話は漸減の傾向にあり、男子では高校生、女子では中学生の時点で、LINE利用が通話利用を抜く形となる。携帯メールもそれなりに使われているが、LINEほどの魅力・利用性向は無い。

またTwitterの伸びも注目に値する。小学生ではほぼゼロだが、中学生になると20人に1人位が使いだし、高校生になると男子で2割、女子は4割を超える利用率を示す。リアルな友達とのコミュニケーションならばLINEのみで十分のはずだが、ネットのみの交流や情報収集に合わせ、意志疎通でも合わせてTwitterを併用するというところなのだろう。

元々学年が上がるに連れて、そして男子よりも女子の方がネット上のおしゃべりに該当するやり取りができるソーシャルメディアなどを多用する傾向は強い。ましてや共通のネタが多く本人確認という点では何よりも確実なリアル友達との間では、長話も多くなる。LINEや通話、携帯メールが盛況なのも理解はできる。

今件は携帯電話所有者が調査対象母集団だが、高校生のほとんどがその条件に合致することを考えると、事実上全高校生の状況と見て良いだろう(小中学生はそこまで行かない)。流行り廃りは世の常ではあるが、LINEのここまでの浸透ぶりには、驚きを覚えざるを得ない。


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