テレビでインターネットはどこまで使われているのだろうか(最新)

2020/07/10 05:25

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2020-06192011年7月にテレビのデジタル化(地デジ化)が行われたのに伴い、テレビ受像機の世界も大きな変化の時代を迎えている。ブラウン管タイプから液晶タイプへのシフトだけでなく、インターネット接続機能をはじめとしたスマートテレビ化により、テレビもまた単なるテレビとしての存在から、総合的なデジタル端末としての立ち位置を示しつつある。それではその新機能の一つ、インターネット接続機能はどれほど使われているのだろうか。その現状を総務省が2020年5月29日に詳細値を発表した「通信利用動向調査」の公開値を基に探ることにする(【情報通信白書】)。

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今調査の調査要項は先行する解説記事【自宅パソコンのネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

次に示すのは各属性における、過去1年間にテレビでインターネットを利用したことがある世帯の割合。回答票選択肢には単に「テレビ」とのみあるが、インターネット接続機能を持つテレビでのインターネット利用を意味する。現状では多数のテレビがインターネットに接続できるタイプとなっており、実質的に「家庭用のテレビはインターネットへの接続ができるもの」として認識されているとの判断なのだろう。同様な設問設定としては家庭用ゲーム機が挙げられる。なお回答票には「テレビをインターネットに直接接続する場合のほか、レコーダまたはチューナーを介してテレビ画面でインターネットを利用する場合を含みます。なお、家庭用ゲーム機を介してテレビ画面でインターネットを利用する場合は6.(「家庭用ゲーム機」の選択肢)に○を付けてください」との説明があり、家庭用ゲーム機をテレビに接続してインターネットを使う場合は、今件に該当しない。

全体では63.4%とあるので、全世帯のうち2/3近くがテレビを使ってインターネットを利用していることになる。

↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯主年齢階層別)(2019年)
↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯主年齢階層別)(2019年)

↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯構成別)(2019年)
↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯構成別)(2019年)

↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯年収別)(2019年)
↑ テレビでインターネットを利用した世帯(世帯年収別)(2019年)

まず世帯主の年齢階層別だが、意外にも50代の値が一番高い。もっとも20代を除けばすべての属性で60%台との結果となっており、恐らくはテレビそのものの利用率が単純に反映されているものと考えられる。つまり今やテレビはインターネットが接続され利用するのが当たり前であり、テレビを利用している状況下でインターネット利用の是非を問う必要性はあまり無いということだ。

世帯年収別では高世帯年収の方が高い値を示している。多少は世帯主の年齢との連動性もあるだろう。

世帯構成別を見ると、単身の若年世帯が低めとの構図が見えてくる。これはそのままテレビそのものの利用率と同じ形と見てよいだろう。また高齢者の存在は値に影響を与えていないようだ。

テレビでインターネットへのアクセス環境を整備し、利用ハードルを下げることで、インターネットの日常生活への普及もより一層進むかもしれない。もっともテレビが置かれている場所はおおよそ家族皆が集まるような場所でプライベートな使い方は難しいため、利用スタイルは通常のスマートフォンやパソコン経由のような、個人利用の使い方とは少々異なる傾向を示すことになるのだろう。


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