就活情報収集、重視しているのは勤務地、給与水準、そして何よりも……

2014/07/02 15:30

連合は2014年6月12日、就職活動に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、就職活動の際に志望企業を選択する時において重要視した情報の最上位には「業種」がついた。次いで「勤務地」「給与水準」「福利厚生」が続いている。男女別では概して女性の方が多様な情報を重視しているが、特に「勤務地」と「福利厚生」の点で大きな差異が生じているのが分かる(【発表リリース:就職活動に関する調査】)。

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今調査は2014年4月28日から5月7日にかけて20-25歳の男女で「就活生(就職活動経験ありの最終学年の大学生・院生)」「この4月から就職した社会人1年生」それぞれ500人、合わせて1000人に対してインターネット経由で実施されたもので、男女比は1対1。調査実施機関はネットエイジア。

今調査対象母集団に対し志望企業を選択する際に、どのような情報を重視しているか(就活生)・していたか(社会人)について聞いたところ、もっとも多くの人が重視したのは「業種」だった。71.1%の人が同意している。

↑ 志望企業を選択する時にどのような情報を重視しているか・いたか(複数回答、上位陣)
↑ 志望企業を選択する時にどのような情報を重視しているか・いたか(複数回答、上位陣)

就職は得てして「何をしたいか」をベースに決めることになる。まったく見当違いの業種を選んで、臨んだ活動が出来ないのでは意味が無い。業種を重視するのは当然の流れといえる。一方、長年に渡り勤めることになる以上、勤務地がどこなのかも重要な要素となる。地元で実家通いをしたい場合、勤務地が遠く離れた場所にしかない企業ならば、選択の際には優先順位が低くなるだろう。長年勤めるとの観点では、企業内での生活の良し悪しを判断する一つの手がかりとなる「福利厚生」が上位に来るのも納得できる。

いくら勤務地が自分の望みの場所で業種が自分の希望にあった内容でも、給与水準が妥協できるもので無ければ、再検討の余地が生じる。職人系、エンタメ系の業種では得てしてこの部分が軽視されがちだが(「自分が好きなことをしているのだから、給与は低くても良い」とする考え方)、一般的な就活の上では優先順位は高い。

また、企業内の雰囲気などを示す要素「経営理念・社風」「ネット上の評判」「人材育成の理念」なども、高めの値が出ている。気に入らなければすぐに辞めるというわけにもいかない以上、慎重に情報を収集して選択しようとするさまが見て取れる。

これを男女別に見たのが次のグラフ。

↑ 志望企業を選択する時にどのような情報を重視しているか・いたか(複数回答、上位陣)(男女別)
↑ 志望企業を選択する時にどのような情報を重視しているか・いたか(複数回答、上位陣)(男女別)

「企業規模」「会社の知名度」「業種」は男性の方が高い値だが、それ以外は得てして女性が高い値を示している。女性は男性よりも慎重に、多方面で企業に関する情報を収集し、選択をしようとする様子が見て取れる。さらに「勤務地」「福利厚生」ではとりわけ男性との差が大きく、中でも「勤務地」は女性だけに限れば「業種」以上の重要視が成されている。女性の就活(をした直後の)生においては、何をするか以上にどこで働くかの方が重要なようだ。


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