どこまで効果があるのか? スマホゲームの無料動画の集客効果を探る

2014/06/26 11:30

インターネットによる動画視聴が身近なものとなり、娯楽の一つとして多くの人にカウントされるようになると、当然その動画を用いた周知効果・広告効果が気になってくる。特にゲームの類はその動きを購読・利用予備層に見せることで、高い集客効果が期待できる。それでは実態として、ゲームの動画はどこまで集客効果を望めるのだろうか。スマートフォン向けゲームアプリの紹介用無料動画という限定された条件下ではあるが、サイバーエージェントの連結子会社のCyberZが2014年6月18日に発表した調査結果から、その実態を確認していくことにする(【発表リリース:スマートフォンで無料動画を視聴する頻度「1日1回以上」が5割、 スマホゲーム動画視聴直後に、アプリインストールした経験あり 過半数】)。

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今調査は2014年5月9日から5月11日にかけて、普段からスマートフォンのゲームで遊んでいる18歳から39歳の男女に対して、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は3000件。男女比・世代構成比は未公開。

冒頭にある通り、スマートフォンで気軽に動画視聴が出来るようになったことに伴い、YouTubeやニコニコ動画のような動画共有サイトをはじめ、多様な場面で無料の動画の視聴が可能となった。文章よりも静止画よりも動画の方が訴求力に長けている商品・サービスも多く、ゲームもその一つと言えるため、ゲーム関連の動画は多彩なものが掲載されている。また、攻略・実演状況をアピールする動画、自前で使ったプロモーション的な動画など、ゲームを基にした動画も多い。

今件調査対象母集団では全体の15.9%がゲームの動画を視聴した経験があるとし、その内の過半数は「スマートフォン向けのゲーム」に関する動画を観た経験があるとしている。全体比では8.7%に相当する。この「スマホのゲーム動画の無料視聴」をした人に、そのゲームのインストールをした経験があるか否か、つまり無料のゲーム動画を視聴してそれに興味を抱きゲームの世界に入った、見方を変えればゲーム動画の広告宣伝効果が直接的なレベルであった経験の有る無しを尋ねた結果が次のグラフ。

↑ スマホゲーム動画を視聴した直後、該当ゲームをインストールした経験がある人(スマホゲーム動画視聴者限定)
↑ スマホゲーム動画を視聴した直後、該当ゲームをインストールした経験がある人(スマホゲーム動画視聴者限定)

何回ぐらいの動画視聴で何回インストールしたのか、つまり「成果率」そのものまでは不明だが、少なくとも効果があったとする意見は6割近くに達している。男女差はほとんどなく、スマートフォンのゲームで課金経験がある人に限定すると7割に達している。ゲームへの強い要望を持つ人には、動画を用いたアピールが有効、という見方もできる。

元々課金ユーザーはそうでない人と比べて、ゲームの無料動画を多種多様な目的で視聴する傾向がある。

↑ スマホでゲーム無料動画を視聴する目的(スマホ無料動画視聴者限定、複数回答)(スマホのゲームで課金経験のあるなし別)(再録)
↑ スマホでゲーム無料動画を視聴する目的(スマホ無料動画視聴者限定、複数回答)(スマホのゲームで課金経験のあるなし別)(再録)

それ故に、目にかなった内容であれば、具体的にインストールをしてアプローチをしたくなる人が多いという結果も、理解はできるというものだ。



ちなみに「スマートフォンからスマホ用のゲームの無料動画を視聴する人は、全体の8.7%」と言及したが、属性区分でその実情を示すと次のような形となる。

↑ スマホゲーム動画視聴者率
↑ スマホゲーム動画視聴者率

今件調査対象母集団は「普段からスマートフォンのゲームで遊んでいる若年層」なので、その全員のうち8.7%。スマートフォンから無料動画(ゲームに限定せず)を観ている人においては10.6%。そしてスマートフォンからゲーム(スマートフォン向けに限らず)の無料動画を観ている人のうち54.8%が該当する。元々調査対象母集団はゲームに興味関心をいだき、実プレイをしている人が対象なのだが、それにしては少々比率が少ない気がする。対象動画がまだ少ないのか、アピール度が足りないのか。

パソコン向けのゲームや家庭用ゲーム機用のゲームでは、多種多様なゲーム紹介の映像がメーカー自身からも数多く提供されている。それらに負けないペース・量で、スマートフォン向けのゲームに関する、魅力的な映像の展開を期待したいところだ。


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