実名登録してる? ハンドル名!? Facebookの登録名実態(2015年)(最新)

2015/06/24 15:34

ソーシャルメディア大手のFacebookでは実名で登録・利用を行うことが原則とされている。一方で匿名性の掲示板をはじめとするソーシャルメディアが長い間浸透していた日本では、実名の利用を拒む人も多い。それでは現在Facebookを登録している人たちのうちどれほどの人が、実名で登録をしているのだろうか。その実態を、ライフメディアのリサーチバンクが発表したFacebookに関する調査結果から確認していくことにする(【発表リリース:Facebook(フェイスブック)に関する調査(2015年)】)。

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8割強は実名登録、全くの別名は1割未満


今調査の2015年分は2015年6月5日から10日にかけて10代から60代の男女へインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1800件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。2014年以前も同様の条件で調査が実施されている。

先行記事で解説の通り、今調査対象母集団では4割近い人がFacebookに登録をしている。

↑ Facebookに登録をしている(2015年6月)(再録)
↑ Facebookに登録をしている(2015年6月)(再録)

この登録者に対し、どのような名前で登録をしたのかを尋ねた結果が次のグラフ。原則Facebookは実名での登録が求められるため、実名、百歩譲って実名を含む愛称(ハンドルネーム)が望まれる。一方で本人であることを暴露される、色々と調べられると困る(プライバシー面で)こともあり、実名での登録を望まない人がいるのも事実ではある。

↑ Facebookに実名登録をしているか(現在登録している人限定)(2015年6月)
↑ Facebookに実名登録をしているか(現在登録している人限定)(2015年6月)

全体では8割強が実名、8.7%が実名を含む愛称となり、実質的に9割強が実名あるいはそれに類する名前を用いていた。プライバシーの問題では男性以上に敏感な反応を示すことが多い女性だが、今件調査の限りではむしろ女性の方が実名利用率は高い。誤差の範囲とも受け止められなくもないが、意外な感はある。あるいは実名・それに近い愛称を使いたくない人は、そもそも論としてFacebookに登録をしないのかもしれない。

一方で実名を含まない愛称は8.7%。男性は1割近い。自分の本名を含め実態周りが暴露されない利点はあるが、何かあった時・ある時に第三者から確認されないというデメリットもある。Facebookにおいてはこの「自分の知人から発見されうる」という特性が、最大の長所であり短所でもあることから、実名非利用者の心境も複雑なものであることがうかがえる。

次第に実名利用に慣れてきた……?


この調査項目について、今件2015年分も含め過去のデータをたどり2011年からの流れをまとめたのが次のグラフ。

↑ Facebookに実名登録をしているか(現在登録している人限定)(2011-2015年)
↑ Facebookに実名登録をしているか(現在登録している人限定)(2011-2015年)

多少のぶれがあるが、概して現在に近づくに連れて実名登録率が上がり、愛称のみの登録率が下がる傾向にある。特に2011年から2012年にかけての上昇が著しいが、これは同時にFacebookへの登録率そのものも上昇したこともあわせ、2011年3月に発生した東日本大地震・震災において、実名登録をしていた人がFacebookで安否を確認できたという事例が多数生じたため、その便宜性を口コミなどで見聞きし、実利用するために登録した結果と考えられる(類似ソーシャルメディアのmixiも(実名登録か否かの調査データは無いが)震災以降登録者が増加したとの記録がある)。

その震災による急上昇をのぞいても、年と共に実名登録率が漸増していることに変わりはない。今後もこの傾向は続き、匿名利用者はさらに少数派となることだろう。


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