駅前自転車置き場の利用料金、相場はいくらぐらい? 定期利用と一時利用はどちらが多い??(2014年)(最新)

2014/06/03 15:30

自宅から駅までは自転車でおもむき、そして駅周辺の商店で買い物をしたり、駅から鉄道に乗り込んで出勤や通学、あるいはその他の用事で他の駅に足を運ぶという利用スタイルの中で、駅周辺への自転車の駐車マナーが社会問題化している。駐輪場が足りないので仕方なく放置せざるを得ない、道などへ一時的に停車させねばならないとの意見もあるが、自治体などでは漸次駐車場を増設し、需要に応え、駅そのものや周辺地域の利便性を高める努力を続けている。今回はその「駅周辺の自転車用駐車場」について、どのような料金体系が取られているか、その現状を内閣府の定点観測的な調査結果の最新データから探っていくことにする。

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定期利用が圧倒的に多い自転車駐車場


データを抽出した資料は内閣府の【交通安全対策に関する調査研究】内の「駅周辺における放置自転車等の実態調査の集計結果」。詳細は先行記事【どこが管理運営しているの? 駅周辺の自転車置き場の運営母体をグラフ化してみる(2014年)(最新)】を参考のこと。

商業施設が施設の利用促進を推し量る、あるいは自治体が地域の環境整備を目的に、自転車駐車場を無料で運用する場合もあるが、昨今ではその多くが有料化されている。

↑ 自転車等駐車場の設置主体別設置状況(収容能力、万台)(2013年8月末)(有料・無料別)(再録)
↑ 自転車等駐車場の設置主体別設置状況(収容能力、万台)(2013年8月末)(有料・無料別)(再録)

これについて料金の有料・無料は別として、利用形態別に区分した収容能力をカウントしたのが次のグラフ。多くの自転車駐車場は定期利用者と一時利用の双方が同時に使えるようなシステムを採用している。

↑ 自転車駐車場の料金別設定状況(収容能力、万台)(2013年8月末)
↑ 自転車駐車場の料金別設定状況(収容能力、万台)(2013年8月末)

定期利用者のみの自転車駐車場は161万台分で、それに対して一時利用のみはわずか30万台分程度しかない。自転車の利用スタイルを思い返せば、多くが通勤・通学のために使われるのであり、定期的な利用が容易に想定できることから、割引制度などで利便性を高められる仕組みを提供すべく、定期利用を重要視しているのだろう。また運営側も定期の方が売り上げの面で安定するというメリットがある。複数回の一時利用分料金を先行して受取る形になるからだ。

定期利用は月額1000円から2000円


上記区分はあくまでも利用スタイル。料金については尋ねていない。ゼロ円、つまり無料の場合もありうる(自治体提供の自転車置き場が好例)。それでは定期・一時それぞれのスタイルにおける、料金設定はどのような形になっているのだろうか。

↑ 自転車駐車場の料金設定(収容能力、万台)(2013年8月末)(定期・一時利用別)
↑ 自転車駐車場の料金設定(収容能力、万台)(2013年8月末)(定期・一時利用別)

資料には金額について特に詳しい解説は無かったが、実質的に月額(相当分)と見てよいだろう。1回あたりの利用料金が4000円以上もする自転車駐車場など見たことも聞いたことも無いからだ。定期利用の自転車駐車場では2000円台がもっとも多く、1000円台が続く。1000円から3000円未満の範囲で大体250万台分、把握されている定期利用向け・駅前自転車駐車場のほぼ6割に該当する。一方、無料駐車場も100万台分強と結構多い(定期利用のため事前登録などが求められることに注意)。

他方、一時利用の場合はゼロ円超から1000円台で最多。この場合、定期的な利用では無いので、月当たりの利用回数が少なく、結果として月次換算分の金額が落ちてしまうものと思われる。仮に通勤などで毎日定期利用と同じように使っていれば、一時利用は利用者にとって、より高く費用がかかるはずだ。

一時利用の自転車駐車場では、定期利用と比べて無料の場所の数が少ない。絶対数では6割程度、同じ利用システム内では定期利用と比べて4%ポイントほど比率が低い。



近郊都市線の駅周辺には自治体が無料で定期利用の駐車場を提供する場合もあるが、誰もが利用できるわけではない場合がほとんど。登録制が採用され、地域住民で無いと利用できず、さらに応募者が多いため利用者の入れ替わりが起きやすい春口にのみ、新規募集者が募られるという仕切り方をしている。その当選にもれれば結局は、他の場所で(概して有料の)駐車場を利用しなければならなくなる。

一時利用の駐車場は清算のしやすさなどから、1回あたり100円の場所が多い。一日二日なら良いのだが、頻繁に使うと何気に地味なお財布へのダメージとなる。もう少し無料駐車場が多ければ、とは思うのだが……


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