歩きスマホな人の8%が他人との衝突経験あり

2014/05/30 14:30

スマートフォンが普及浸透するに連れ、その魅力ゆえに歩行中も操作をし続け、他への注意が散漫になる問題「歩きスマホ」が社会的な問題となりつつある。ライフメディアのリサーチバンクが2014年5月28日に発表した調査結果によれば、スマートフォン所有者の6割強が「歩きスマホ」をしているが、そのうち8%が「歩きスマホ」の最中に他人とぶつかった経験を持つと答えている。さらに全体の回答としては14%強もの人が「歩きスマホをしている人とぶつかった経験がある」という調査結果が出ている(【発表リリース:歩きスマホに関する調査】)。

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歩きスマホでの衝突率8%


今調査は2014年5月16日から21日に渡ってインターネット経由にて10代から60代の男女に対して行われたもの。有効回答数は1200件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

先行記事【歩きスマホの実経験6割強、やってることはメールや地図、通話】で記した通り、今調査対象母集団の53.8%はスマートフォンを所有し、そのうち61.9%は「歩きスマホ」をしていると答えている。全体比では33.3%、ほぼ1/3となる。

それら「歩きスマホ」をする人に、その最中に他人にぶつかったり、ぶつかりそうになった経験があるか否かを尋ねた結果が次のグラフ。ぶつかりそうになった・ぶつかった双方の経験を持つ人は、当然「ぶつかった」方への回答群となる。

↑ 歩きスマホをしている最中に人にぶつかった・ぶつかりそうになった経験はあるか(歩きスマホをすることがある人限定)
↑ 歩きスマホをしている最中に人にぶつかった・ぶつかりそうになった経験はあるか(歩きスマホをすることがある人限定)

ぶつかった際にどの程度のトラブルが生じたのか、単に衝突しただけか、あるいは何らかの物理的損失が生じたのかなどまでは尋ねていないが、他人とぶつかる事自体、小さからぬ問題である。回答者自身はスマートフォンを操作しながらであるから何らかの予防的行動はとっておらず、それなりのスピードで相手と接触した可能性も高い。調査対象母集団全体比では2.7%程度だが、決して小さな値とはいえない。

男女比ではほとんど差異はない。わずかだが女性の方が実際にぶつかった率は低く、未遂に終わった事例は多い。しかしこの程度の値ならば、実質的には誤差の範囲だろう。

全体比で見ると衝突事案は14%強


これをぶつかった側だけでは無く、ぶつけられた側まで見た結果が次のグラフ。スマートフォンを持っているが歩きスマホはしていない人、スマートフォンを持っていない人も、歩きスマホをしている人にぶつけられる可能性は当然ある。そこで回答者は調査対象母集団全体となっている。

↑ 「歩きスマホをしている人」と自分がぶつかりそうになった経験はあるか(調査対象母集団全員対象)
↑ 「歩きスマホをしている人」と自分がぶつかりそうになった経験はあるか(調査対象母集団全員対象)

被害者側の立場から見ると、実に倍近い14.4%もの人が経験ありと回答している。実際にはもっと複雑な状況を想定する必要があるのだが、大まかに考えて、「歩きスマホ」をしていて他人にぶつかっている人は、一度や二度の経験だけではないのだろうな、という想像が出来る。

男女差はぶつかる側でも大きな違いは無い。そして興味深いことにスマートフォン非保有者の方が実際にぶつけられたり、ぶつかりそうになった割合は小さい。そのような事例が発生するリスクはあらかじめ避けている、あるいは注意しているということだろうか。



本文中でも触れているが、「歩きスマホ」による衝突事例は、「歩きスマホ」行為者の経験率では8%、全体では14%強。大体7人に1人は「歩きスマホ」をしている人にぶつけられた経験を持つ。単にぶつかっただけか、さらに大事に至ったのかまでは分からないが、今件値は貴重な実数値として覚えおくべきだろう。

他人への衝突事例以外、例えば足を踏み外す、電柱などと接触するなどの事例を合わせれば、リスク事象の発生率は、「歩きスマホ」行為者側では1割を超しているのではないだろうか。「歩きたばこ」や「ゲームや読書をしながらの歩行」と比べても熱中率が高いことを考慮すると、少なくとも同等、さらにはそれ以上の規制が求められる機運が高まっているのも、仕方がない面があるといえよう。


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