子供に「朝食って大事だね」と思わせるためのアドバイス

2014/06/02 15:30

いつまでも布団の中に居たいとする睡魔との戦い、毎日平日は決められた時間に家を出て電車やバスに乗らねばならないという厳しい現実の中で、少しでも時間を稼ぐため、あるいは体調を整える時間すら得ることが出来ず、朝食を抜いてしまう人は少なくない。しかしながら多くの人にとって、朝食は一日の食事の中でももっとも重要であり、それは多くの専門家が肯定している事実でもある。子供のうちからその事実を認識させておく必要、いや義務すら保護者にはあると言っても良い。【アメリカ小児学会(AAP、the American Academy of Pediatrics)】【HealthDay】を介し、子供が朝食を大切にし、しっかりと朝食をとるようにするためのアドバイスをしている。

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・日々の食生活において朝食の時間を十分に確保する。そして急かすことをしない。ゆっくりと食事を摂れる環境作りをする。

・時間の確保を確実にするため、前日のうちに下ごしらえなどをしておくと良い。例えばシリアルの用意、果物のカッティング、堅ゆで卵をゆでておくという塩梅である(※果物は概して切り口から酸化して傷んでしまうのでケースバイケース。【例えば農水省のアドバイス「果物の扱いかた」が参考になる】)。

・睡魔に負けて寝坊し、朝食の時間が十分に摂れないという事態に陥らないよう、前日の夜は早く床に就かせる。早寝早起きが重要。

・たんぱく質、果物、野菜などバランスの取れた朝食を摂れるような工夫をする。シリアルは朝食に向いた、シンプルで用意しやすい食に違いないが、それに頼ると栄養分が偏ってしまう。

・学校や保育園で朝食を出していないか調べる。出しているのならそれが健康的なものであるかも確認する。

最近では日本でもこれまで以上に、フルーツ系やナッツ系などのシリアル(グラノーラ)が浸透しており、それを朝食として食べる機会が増えてきた。確かな食感と多種多様なバリエーション、牛乳やヨーグルトなどの乳製品と合わせ、手早く作れてバランスが取れた食事を摂れる雰囲気があるのがポイント。また、バータイプの商品の浸透も一役買っている。栄養の中身(特に糖分)には注意する必要はあるが、これを毎日の朝食の選択肢の一つとして考慮するのも一興だろう。

日本国内の朝食に関する調査では、ヨーグルトや果物、シリアル系のもの「のみ」の朝食の場合、普通の食事では無く代替的なものとして認識し、朝食をとったとは見なさないとする場合がある。体調や時間その他の理由から、しっかりとした食事を摂ることが出来ない場合でも、これらの食品を口にするだけで、随分と体調の具合は改善されるし、日中の空腹感など朝食抜きによる弊害も軽減できるのだが。

朝食を作る立場(概して母親)からすれば、朝食の準備だけでなく家族の身支度の手伝い、お弁当などの準備、ゴミ捨て、さらには場合によっては自分自身の出勤準備など、限られた朝の時間に果たさねばならないノルマは多く、日々タイムリミットとのバトルが繰り広げられることになる。やもすれば家族の朝食もおざなりなものになりかねない。

しかし朝食をいい加減なものにしてしまえば、家族の、特に子供の健康にもリスク要素を増やしかねない。また「朝食はいい加減でかまわない」「朝食は親が面倒がって作ってくれない」という状況が繰り返されれば、子供の心理面でも決して良い影響が生じるとは考えにくい。しっかりとした、正しいスタイルでの朝食の用意もまた、子育ての大切な一貫(食育)に他ならないとの認識が必要だろう。


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