約900億円の買い超しに転じる…海外投資家、3週ぶりの買い超し(14/05/22)

2014/05/22 16:30

東京証券取引所は2014年5月22日付で、2014年5月12日から5月16日(5月第3週)分の株式投資部門別売買状況を発表した。その内容によれば該当週に海外投資家が株を売った総額は6兆0712億8409万2000円なのに対し、買い総額は6兆1619億6329万3000円となり、差し引きで906億7920万1000円の買い超しとなった。これは先週から転じる形で3週ぶりの買い超しとなる。法人は買い超しを継続し、個人は売り超しに転じ、証券会社は売り超しを継続している(【東証:投資部門別売買状況の発表リリースページ】)。

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5月12日から5月16日における各部門別の売買動向は次の通りとなる。

・法人……5855億9873万7000円/6768億5265万2000円(912億5391万5000円買超)
・個人……2兆1033億9073万1000円/2兆0536億6201万6000円(497億2871万5000円売超)
・海外投資家……6兆0712億8409万2000円/6兆1619億6329万3000円(906億7920万1000円買超)
・証券会社……1535億0043万4000円/1470億8646万1000円(64億1397万3000円売超)
(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、直近5週間における海外投資家の動向推移は次の通り。

4月14日-18日……1375億1520万9000円買超
4月21日-25日……637億3006万2000円買超
4月28日-5月2日……320億2929万4000円売超
5月7日-9日……1213億0137万9000円売超
5月12日-16日……906億7920万1000円買超

今回の計測週はゴールデンウィーク明け初めての週で、当然フル営業日での動向精査となる。出来高も前回週と比べて多くなっているが、昨今では元々出来高が縮小する傾向にあることから、以前と比べればまだこれでも少ない方ではある。

該当週においては、アメリカ市場の史上最高値とそれを受けての高値達成感から来る利益確定売りの流れ、日銀の黒田総裁の講演内容を受けての売り圧力の強化、さらには欧米の経済指標の悪化傾向を受け、少々上げた後は下げ続けの流れとなった。また為替の円高化も進んでおり、これもまた市場情勢にはマイナス要因となった。

海外投資家の動向はといえば、額面こそ3ケタ億台ではあるが、3週ぶりに買い超しに転じている。市場が下げ基調の中で買い超しなのは少々珍しい感もあるが、先物との連動も考慮すれば、稀有な事例でもない。

次回計測週、つまり現在進行週では主に海外情勢に振り回される形で市場は動いており、ややじれったい感は否めない。日経平均株価は大よそ1万4000円から4500円という比較的狭いレンジでの攻防が続いており、プラス・マイナス材料があまりない現状を表した相場展開が続いている。海外投資家動向もまた、同じような方向感の定まらない動きに留まっているのだろう。


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