もはや当たり前!? 高校生の9割以上がソーシャルメディアなどを利用中

2014/05/20 11:30

情報通信政策研究所は2014年5月14日、「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」の速報版を発表した。それによれば高校生で構成される調査対象母集団においては、9割以上の人がFacebookやTwitterのようなソーシャルメディア、LINEなどのコミュニケーションツールを利用していることが分かった。男女別では女性の方が、学年別では低学年の方が利用率が高い。またスマートフォンが利用状況を大きく左右するとの結果が出ている(【発表リリース:「高校生のスマートフォン・アプリ利用とネット依存傾向に関する調査」<速報>を追加しました】)。

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今調査は2014年1月7日から31日までの間、154校の都立の全日制・定時制の高等学校に対し、郵送法による無記名自記式質問紙調査方式で行われたもので、有効回答数は1万5191票。学年・性別区分はほぼ均等割り当て(男女別ではやや女性が多い)。

統一感、集団生活感の強い修学体制となる小中高校のうち、もっとも金銭的余裕が出来、技術も習得し、デジタル系アイテムの取得率も高いのが高校生。今調査対象母集団でも84.5%はスマートフォンを利用している。そこで調査対象母集団に対し、FacebookやTwitter、mixiなどのソーシャルメディア、そしてLINEのようなコミュニケーションサービス(資料ではLINEまで含めてソーシャルメディアという枠組みにしている)を利用しているか否かについて、尋ねた結果が次のグラフ。

↑ ソーシャルメディアなどの利用状況(高校生、2014年1月)
↑ ソーシャルメディアなどの利用状況(高校生、2014年1月)

全体では91.0%がソーシャルメディアを利用している。記事タイトルにも挙げたが、もはやはたり前感が強い。クラスで30人の生徒がいれば、そのうち27人が何らかのソーシャルメディアを利用している計算になる。

男女別では女性の方が利用率は高い。女性が口コミを好む傾向は、高校生からすでに芽生えているようだ。また学年別では低学年ほど高く、高学年ほど低くなる。イメージとは逆の結果が出ているが、これは受験勉強対策の他に、低学年ほどスマートフォン利用率が高いことを理由とする。なぜ低学年の方がスマートフォン利用率が高いかは、詳しくは別の機会で説明するが、「スマートフォンの市場浸透が急速に進んでいる」「携帯電話の買換えは概して高校入学の際となる」という理由によるもの。2年前の高校1年生(現在の3年生)と、今の高校1年生とでは、「高校入学の際に携帯電話を買ってもらう」際の選択肢が、大いに異なっていたからだ。

また、ソーシャルメディアの利用は従来型携帯電話よりもスマートフォンの方がし易い。スマートフォン利用者は97.1%がソーシャルメディアを使っているのに対し、非利用者(携帯電話非保有者、あるいは従来型携帯電話保有者)は57.6%に留まっている。

さらにインターネット依存の自己判定(詳細は【スマートフォン保有者の方が「ネット依存傾向」は強い法則】参照のこと)でネット依存傾向状況を調べ、その区分別に見ると、高依存傾向の人の方が、ソーシャルメディア利用率は高い。因果関係はこの結果だけでは説明できないが、ネット依存傾向とソーシャルメディア利用との間には、少なくとも相関関係があることが分かる。

ほんの少し前までは、ソーシャルメディアの利用者はごく少数で、高校生などの学生における携帯電話利用のコミュニケーションといえば、電子メールによるものが主流だった。それがスマートフォンの普及と共に、あっという間にソーシャルメディアが普及した感がある。何しろ高校1年生ですら、9割以上がソーシャルメディアを利用している。

ソーシャルメディア利用の際には、多種多様な注意事項を見聞きし、その上で利用する必要がある。あるいは学校教育課程のパソコン・インターネット関連の時間枠で、本格的にソーシャルメディアの利用注意点を解説する機会が求められる状況なのかもしれない。


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