「一人回転寿司」はアリかナシか!?

2014/05/13 15:00

一人身世帯の増加や食生活の変化などを受け、外食産業でも一人での来場客に対応するスタイルの業態が増えつつある。元々ファストフードはその傾向が強いが、昨今では居酒屋やファミレスなどでも、その様式による利用を歓迎する施策を導入している店舗も見受けられる。今回は和風ファミレス化しつつある回転寿司店における一人での利用、いわゆる「一人回転寿司」について、マルハニチロが2014年4月17日に発表した回転寿司に関する消費者実態調査から、現状の社会的認識を確認していくことにする(【発表リリース:回転寿司に関する消費者実態調査2014実施しました。】)。

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今調査は2014年3月11日から17日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000件。月一以上で回転寿司を利用する人(回転寿司に来店する件の振り分けをしない予備調査における調査対象母集団のうち34.7%が該当)が対象で、関東・関西在住と男女、10歳単位の世代区切で均等割り当て。調査協力機関はネットエイジア。

冒頭でも触れた通り、社会環境の変化に伴い多様な外食店を一人で利用する「一人外食」な食生活が話題に登ることは多い。容易に足を運びやすいファストフードや喫茶店に始まり、洋食店、居酒屋、フレンチレストランのような難易度が高めに見える店舗でも、一人で来店し料理と雰囲気を楽しむ。そのようなライフスタイルを是とし、実践する人が増えている。これには料理漫画・テレビドラマの「孤独のグルメ」の影響が小さくないとする意見も多い。

それでは比較的難易度が高いと思われる「一人回転寿司」をする人、つまり一人で回転寿司に行くことが多い人はどれほどいるだろうか。回転寿司店利用者に限っても、12.7%が「よく利用する」と答えている。

↑ 一人で回転寿司に行くことが多い人(月一以上で回転寿司に行く人限定)
↑ 一人で回転寿司に行くことが多い人(月一以上で回転寿司に行く人限定)

今調査では所属世帯の構成人数に関する振り分けは無い。つまり世間一般の比率がほぼそのまま適用されていると見ることができる。単身世帯の方が「一人回転寿司」をたしなむ比率は高くなるだろうが、それを考慮しても1割強が良く利用すると答えている。

属性別では圧倒的に男性が多く2割近く。エリア別では関東の方が2倍近く高い値を示している。クロス属性では関東在住の男性になると1/4が一人回転寿司をよく楽しむという結果が出ている。関西に回転寿司店の数が少ないわけでは無いのだが、食文化上の違いが出ているのだろうか。回転寿司の利用頻度は関東・関西で有意な差は出ていないので、見方を変えれば関西の方が「回転寿司は他人と一緒に楽しむ」というスタイルを取る人が多いことになる。

一方、自分自身が行う・行わないは別として、一般論として回転寿司を一人の食事の時に使うのはアリかナシかを聞いたところ、8割以上の人は「アリ」と答え、一人回転寿司を容認する人が多数に登ることが分かった。

↑ 回転寿司を一人の食事の時に使うことはアリかナシか(月一以上で回転寿司に行く人限定)
↑ 回転寿司を一人の食事の時に使うことはアリかナシか(月一以上で回転寿司に行く人限定)

少なくとも回転寿司を利用する人たちにおいては、「一人回転寿司」はアリとする認識で固められているようだ。また属性別の容認派傾向は、ほぼそのまま実際に「一人回転寿司」をする人の割合と連動しており、アリとする人の一定率の人が積極的にその思いを実践していると考えることができる。特に関東在住の男性は86.0%と9割近くが容認しているのが目に留まる。

なお一連の項目はあくまでも「月一以上で回転寿司に行く人」を対象にしたもの。世間一般の34.7%に限定され、残りの65.3%が「一人回転寿司」をどのように思っているかまでは分からない。「一人外食」が敬遠される理由として、「他人がどのように思っているか」が大いに係わってくるため、気になるところではあるのだが……。


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