1割強は貯蓄ゼロ…社会人1年目で貯蓄した額、30歳での目標貯蓄額(最新)

2021/04/23 04:58

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2021-0422中には学生時代からアルバイトなどでそれなりの稼ぎを得ている人もいるが、多くは社会人となって初めてまとまったお金を自分の就業の対価として稼ぎ、生活の上でやりくりをするようになる。食費や居住費のように日常生活に欠かせないための支出に充てられるのが多分となるが、一方で将来に備えて貯蓄をする事例もあるだろう。今回はソニー生命保険が2021年4月21日に公開した、新社会人に対する意識調査結果を基に、新社会人の貯蓄傾向について見ていくことにする(【発表リリース:社会人1年目と2年目の意識調査2021】)。

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今調査の調査用件は先行記事【新社会人への「つうこんのいちげき」となる言葉とは!?(最新)】を参考のこと。

特別な環境下にない限り、学業との兼業ではなく、専業による就業ではじめての稼ぎを得ることになる、新社会人生活の1年目。はたしてどれだけの金額を将来のための貯蓄に回せているだろうか。生活環境や就労先の事情、給与水準など多種多様な要因が関係するため、条件によって大きな差異が生じ得るが、今件はあくまでも平均的な環境下における結果として話を進めていく。次に示すのは現在社会人2年目、つまり新社会人としての1年目を過ごした人に、実際に貯蓄した額を尋ねた結果である。

↑ 社会人1年目の1年間で貯蓄した金額(社会人2年生対象、自由回答)(2021年)
↑ 社会人1年目の1年間で貯蓄した金額(社会人2年生対象、自由回答)(2021年)

平均額は年間で58万円。詳しい金額区分を見ると、ゼロ円が13.2%もいるのに加え、10万円未満で区分をすると22.6%と2割を超え、10万円台までなら33.4%。生活環境の上で仕方なく、あるいは会社側の積み立てに吸い取られている可能性もあり、また貯蓄性の低い生活用の預貯金口座にはそれなりの金額が収められているはずだが、厳しい生活事情がうかがえる。

他方50万円以上の層も50.4%と半分以上もおり、100万円以上に限っても29.6%。社会人1年生で貯蓄できたか否かは「ほとんどできない」「それなりにできた」とおおよそ二分されているようだ。ある意味、新社会人の貯蓄二極化と表現できようか。

一方、30歳までにどれほどの貯蓄をしたいかを尋ねた結果が次のグラフ。現状の貯蓄額とのクロスデータが欲しいところだが、それはかなわない。

↑ 30歳時点の目標貯蓄額(社会人2年生対象、自由回答)(2021年)
↑ 30歳時点の目標貯蓄額(社会人2年生対象、自由回答)(2021年)"

平均額は740万円。単純に社会人1年目で貯蓄できた平均額の58万円で勘案すると13年近くかかるため、30歳時点では目標達成は不可能。会社での経歴を重ねるとともに昇進して手取りも増え、貯蓄できる額も増えるであろうとの目論見がある上での結果なのだろう。

回答傾向は特に見当たらない。1000-2000万円未満の回答者が25.2%もいる一方で、100万円台が13.6%と結構な値を示しているのが気になる。300万円台以下で計算すると34.6%。貯蓄への熱意、あるいは将来像への認識も二極化しているということだろうか。


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