スマホの動画視聴経験84%、10代の4割は「毎日観てる」

2014/04/14 15:30

博報堂DYホールディングスは2014年4月11日、スマートフォン利用者に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、スマホでストリーミング動画(オンラインでデータを受信して再生する動画。ファイルを端末内にダウンロードして何度でもそのファイルから再生できるタイプではない)の視聴経験がある人は84%に達していることが分かった。若年層ほど視聴経験率は高く、10代では96%もの値が出ている。また視聴頻度も若年層ほど高くなり、10代では4割強がほぼ毎日視聴すると答えている(【発表リリース:博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンター「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」第9回分析結果発表】)。

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今調査は2014年2月21日から23日にかけて高校生から60代のスマートフォンユーザーに対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。

スマートフォンが携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォン双方)の世界に対して大きな変化を与えたものの一つに「動画」がある。デジカメにも引けを取らない静止画・動画撮影機能に、高解像度の動画再生機能を有するスマートフォンの登場で、高解像度の動画の送受信がいつでもどこででも可能となった。動画を撮り、観るという行為のハードルが思いっきり下げられたと表現しても言い過ぎではない。

今件調査項目ではストリーミング動画の視聴動向を尋ねている。自分のスマホでこれまでにストリーミング動画を観たことがある人は83.5%。5人に4人以上は動画をスマホで観ている。

↑ スマートフォンを使ったストリーミング動画視聴経験(スマホ利用者限定、2014年2月)
↑ スマートフォンを使ったストリーミング動画視聴経験(スマホ利用者限定、2014年2月)

世代別では若年層の方が経験率が高く、10代ではほぼ全員の95.8%に及んでいる。しかしもっとも低い60歳以上でもほぼ2/3の66.1%を示しており、スマートフォンがストリーミング動画と相性の良い実情がうかがえる。

それでは単に経験のあるなしではなく、視聴動向・頻度はどれほどなのだろうか。それを確認した結果が次のグラフだが、視聴経験率同様、若年層の方がアグレッシブな視聴スタイルを示している。

↑ スマートフォンを使ったストリーミング動画視聴頻度(スマートフォン利用者限定、2014年2月)
↑ スマートフォンを使ったストリーミング動画視聴頻度(スマートフォン利用者限定、2014年2月)

10代では43.6%もの人がほぼ毎日動画を視聴している。週一以上までで計算すると8割以上に登る。10代は特にだが、若年層ほど単に視聴経験があるだけでなく、高頻度で動画を視聴していることが分かる。

興味深いのは「ほぼ毎日」の回答率。10代が高いのを別にすれば、20代以降ではどの世代層でもほぼ2割強を維持している。ついでにいえば「週一」以上も30代以降はほぼ2割強で一致しており、世代が年上になるほど視聴頻度が低下するという話は「高頻度視聴者」においてはあまり当てはまらないことになる。老若男女を問わず、スマートフォンの熱心な動画視聴者層は一定率存在する次第である。



動画視聴メディアが容易に使える環境が普及するにつれ、動画も静止画や文章同様に、ごく普通のインターネット上のコンテンツとして認識されるようになる。特別なもの、処理に時間がかかるので身構えて観る必要があるものという考えは、過去のものとなりつつある。

特に刺激の強いものを求める、さらには初めてインターネット、スマートフォンに触れた時から「動画視聴」が当たり前の常識として認識している若年層においては、動画のスマホでの視聴などメールのチェックやウェブサイトの閲覧と同じ感覚となっているのだろう。毎日閲覧者がこれだけ多いのも、彼ら・彼女らからすれば「ごく当たり前の話」に相違あるまい。


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