野菜をもっとも食べるのは何県の人? 一番食べないのは!? (2014年)(最新)

2014/04/07 11:30

日本人の食生活の欧米化に伴い、魚介類の摂取量が減り、肉類が増えると言われており、それは実際に厚生労働省の【国民健康・栄養調査】などで裏付けが取れている。今回はその「国民健康・栄養調査」の最新調査結果である2012年分を用い、魚介類と共に摂取量の減退が懸念されている野菜について、都道府県別の平均摂取量を確認していくことにする。果たしてもっとも野菜をよく食べているのはどの地域の人たちなのだろうか。

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次に示すのは成人男女それぞれにおける、一日あたりの平均野菜摂取量。例えば北海道なら男性は258.6、女性は270.9とあるので、北海道の成人男性は平均で1日258.6グラム、女性は270.9グラムの野菜を食べていることになる。

↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)

↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)

全国平均では男性295.6グラム、女性280.2グラムで、男性の方が野菜摂取量が多い。直上に挙げた事例の北海道はたまたま女性の方が多かったが、同じように女性が男性よりも野菜を多く摂る都道府県は他に岐阜県、徳島県、愛媛県、宮崎県のみに留まっている。女性の方が少食の傾向が野菜においても現れている。

またざっと見でも男女ともに長野県や島根県の突出ぶりが目立つ共に、西日本、特に近畿地方がやや少なめなように見える。

上記グラフは各都道府県別の現状を記したものだが、これではやや分かりにくい。そこで上位・下位それぞれ10位を抽出し、それぞれをグラフにしたのが次の図。まずは男性だが、もっとも野菜を食べているのは長野県、野菜を食べる量が一番少ないのは愛知県という結果が出ている。なお比較がしやすいよう、上位・下位のグラフにおける縦軸の区切りは同一にしている。

↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)

↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(下位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(男性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(下位10位)

やはり長野県と島根県が群を抜いて多い。長野県ではエリンギなどの野菜、セロリやパセリ、レタス、しめじなど出荷量の多い野菜を数多く挙げることができる。また島根県ではごぼうやトウガラシ、わさびなどの産地で知られている。それ以外にも上位県を見ると、多くが東日本で占められている。

他方野菜の少量摂取ベスト10では、概して西日本地域の県が名前を連ねている。ぱっと見で確認した際の「東日本が多く、西日本が少なそうに見える」はあながち的外れのものでも無いようだ。他方、愛知県が他県と比べて一段階落ちる形で摂取量が少ないのは気になるところ。

続いて女性陣。男性陣と比較できるよう、縦軸はすべて統一している。

↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(上位10位)

↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(下位10位)
↑ 野菜摂取量の平均値(女性)(2012年、20歳以上、グラム、年齢調整済み)(下位10位)

多少順位の違いはあれど、大勢としては男性と変わらず、そして量が幾分少なくなっているという状況。女性もまた上位では長野県と島根県が群を抜き、下位では愛知県がもっとも少ない値を示している。



今件各値はグラフ文中にある通り、年齢調整を施した上でのものなので、都道府県によって世代構成比が異なることによる偏り、数字のぶれのリスクは無い。概して東日本では多く、西日本では少ない、長野や島根などでは野菜が多く食べられ、愛知では少なめなど、興味深い動きも確認されている。

野菜の摂取が直接健康にプラスマイナスの影響を及ぼす話はあまり聞かないが(プラスの要因の一要素になることは知られている)、都道府県別の健康状態を精査する際、今件データと照らし合わせると面白い可能性を見いだせるかもしれない。


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