ツイッターはほぼ半々、Facebookは女性多し…アメリカにおけるソーシャルメディアでニュースを読む人事情(SNM2014版)

2014/04/03 15:30

先行する記事でアメリカの成人のうち30%がFacebook、10%がYouTube、8%がTwitter経由でニュースを取得するという、アメリカの民間調査機関Pew Research Centerが2014年3月26日付で公開した白書【State of the News Media 2014】の内容を紹介した。この人たちはいわば「ソーシャルメディア・ニュースリーダー」という立ち位置を有することになる。今回はこの白書から、それらソーシャルメディアでのニュース取得者における属性、構成状況を見ていくことにする。

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先行記事の通り、アメリカでは少なからぬ人がソーシャルメディアを経由してニュースを取得している。これらのサービスはニュース配信・取得元の媒体として、大きな力を有しつつある。
↑ ソーシャルメディア利用率と、その利用者における利用メディア内でのニュース取得率(米、18歳以上、2013年8月)(再録)
↑ ソーシャルメディア利用率と、その利用者における利用メディア内でのニュース取得率(米、18歳以上、2013年8月)(再録)

今回はそれらの人達の属性を探ろうという話。まずは男女別だが、最大比率を有するFacebookでは意外に女性の比率が高い。

↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(男女別)
↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(男女別)

値のぶれも考えれば、ツイッターやGoogle+はほぼ半々だが、Facebookは女性が多く、YouTubeは男性が多い。

続いて世代別。これは個々のソーシャルメディアの世代別利用性向に加え、そのソーシャルメディアで主に流されるニュース情報の特性にも絡んでくるため、各サービス毎に大きな違いが出ている。

↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(世代別)
↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(世代別)

ツイッターは30歳未満でほぼ半数を占めており、シニア層の利用率が圧倒的に少ない。YouTubeもそこそこシニア層がいるが、状況的にはツイッターに近い。一方FacebookとGoogle+はシニア層の利用率が比較的高めで、特にGoogle+では4割近くが50歳以上で占められている。両者は比較的自分の身柄を明らかにした上での利用スタイルが取られているため、リアルな人とのつながりが受け入れられ、ニュースの口コミの点でも信頼されている面が多い結果によるものかもしれない。

学歴別ではツイッターのニュース取得者が一番高学歴という結果が出ている。

↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(世代別)
↑ 主要ソーシャルメディアでニュースを取得する人の属性比率(世代別)

Google+とYouTubeがやや大卒以上者が少なめ、Facebookは3割程度。白書では年収周りの言及は無かったものの、概して年収と学歴は相関関係、さらには因果関係に近しいものがあることから、年収の度合いも似たような動きを示すのだろう。



個々のソーシャルメディアでニュースを配信する、あるいは口コミで見聞きする場合、これらの属性を頭に入れておくと、より効果的な反応を期待できる可能性は高い……ということになる。今件はアメリカでの調査結果だが、日本でもさほど大きな違いはないだろう。

ただし、ソーシャルメディア経由による、ニュースサイトへの来場者においては、多くを期待できないとの結果も出ている。次に示すのはニュースサイトに直接(定期巡回やブックマークなど)来訪した人と、Facebookでの言及によるリンク経由、そして検索結果で来訪した人における、ロイヤリティ(ニュースサイトへの忠誠心、浸透度、傾注の度合い)を示したもの。直接ニュースを取得する目的で来訪した人と比べて、購読時間は短く、1来場あたりの閲覧ページは少なく、そして来訪頻度も少ない。

↑ アクセス経由によるニュースサイトへのロイヤリティ比較(米、2013年4-6月、月平均)
↑ アクセス経由によるニュースサイトへのロイヤリティ比較(米、2013年4-6月、月平均)

来場プロセスや目的を思い返せば、ごく普通の結果ではあるものの、知っておいて損はない傾向といえよう。


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