「高級食パン」だけは1/4程度…高級食パン常食者の購入動向を探る

2014/02/24 09:30

1斤400円から500円もする高級志向の専門店の食パンに予約注文が殺到し、購入するまで何週間もかかるような人気の商品も登場する、昨今の「高級食パン」ブーム。元々健康志向やパン類を好むシニア層の増加で、高級品の需要は増加の動きを示していたが、セブン&アイの「金の食パン」の大ヒットにより、需要は大きな伸びを示すこととなった。それら「高級食パン」を定期的に購入する人達は、どのような購入スタイルを有しているのだろうか。一般の食パンは買わずに、「高級食パン」だけのパン食で過ごしているのか。トースト総合研究所が2014年2月18日に発表した、高級食パンに関する調査結果に、その疑問に答えるデータを見つけることができたので、その内容を確認していくことにする(【発表リリース:高級食パンに対するイメージや消費マインドについてのアンケート結果発表】)。

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今調査は2014年1月31日から2月1日にかけてインターネット経由で20代から60代の男女に対して実施された。有効回答数は500人。性別・世代構成比は非公開。

今調査対象母集団のうち237人が「高級食パン」を購入したことがあると答えており、そのうち207人(全体比で41.4%)は定期的に購入していると回答している。そこでその定期購入者に、購入頻度を聞いたところ、8割以上の人は「1か月に1回」と回答した。

↑ 高級食パンの購入頻度(定期的購入者限定)
↑ 高級食パンの購入頻度(定期的購入者限定)

毎日の人は0.5%、週一以上で計算すると9.2%。食パンそのものが常食、それこそ毎日食べる人も多いほどの主食であることを考えると、ほとんどの人は「高級食パンはたまの贅沢品」的な、それこそ外食や出前と同じようなイベント的食材として購入していることが分かる。美味しいことは分かっているが、コストを考えると高い頻度で購入するのはかなわないというところか。

購入頻度がさほど高くないことが判明した「高級食パン」だが、それでは普通の食パンは手をつけていないのだろうか。もし「高級食パン」のみの購入者が多数に及んでいるのなら、普段は主食がご飯や麺で、パン食そのものがたまの機会に、その時に奮発する形で「高級食パン」を買って食することになるのだが。

↑ 高級食パンだけでなく普通の食パンも購入するか(定期的購入者限定)
↑ 高級食パンだけでなく普通の食パンも購入するか(定期的購入者限定)

3/4以上の「高級食パン」購入者は、普通の食パンも買うと答えている。どれ位の割合かまでは尋ねていないので不明だが、「食パンは高級食パンのみ」という人は少数派で間違いないようだ。また足し引きで概算すると「高級食パン」を定期的に買う人の半数程度は月一程度の頻度で、それ以外は普通の食パンを買っていることになる。



一部の食品では消費の二極化が起きており、通常は廉価なものを、イベント的に高価なものを食してリッチ感を楽しむというスタイルが受け入れられつつある。大手コンビニのプライベートブランドで、通常品のラインアップが増えていくのと同時に、ワンランク質の高いブランドが創設されて、内容が充実しているのが良い裏付けとなる。

今後高齢化と共に「高級食パン」の定期購入者は漸増するものと思われる。調理の手間などを考慮すると、特に朝食においてはご飯よりもパンの方がシニア層には受けが良いからだ。一方で常食頻度がさほど高くない点を見るに、需要量がどこまで伸びるかは未知数と見た方が無難だろう。


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